さて、とうとう締切日を迎え、一気に投稿も増えてよかよか(^^)
と、いうわけで制作過程の続き。
人形本体は、着物との相性の関係で最終的にV4でいくことにしました。
とにかく手持ちの様々なDCでシュミレーションしてみたのですが、座った時の袴の広がり方や袖の落ち方等を比較して、Honeyさんの文楽人形のものが一番しっくりきました。
それらしく見せるためにテクスチャも作り直し、柄もじっくりみて一所懸命作ったわりには本番のレンダではほとんど見えずという。。まあ毎度のことです(ーー;)
弓と矢は、hisayanさんのM3 Yoroiから拝借。
髪型もなかなかしっくりくるものがなかったのですが、形状からMark003さんのPunk GaGa Hairが良い感じのざんぎりおかっぱに。
上部の髷はHoneyさんの鶺鴒つとをのっけてます(笑)
自然に馴染むように双方あわせてテクスチャも作り直し。
もともとV4用のDCではなく、計算結果もやや崩れたところもあったので、ちょっとおかしいなと思うところはHexagonやBlacksmithに一旦書きだして修正し、obj形式で再びペアレントしてDaz Studioに送り込み。
観客の町人たちはバリエーションをつけるために、様々なフィギュを使用しました。
同じくDC計算をして、そのままこれだけのフィギュアを配置したら重くなるので、すべて服と髪も込みの状態でObjとして吐き出し、Daz studioで再マテリアル設定をして、さらにDecimeterでポリゴンを半分ほどに削減してます。
クローンだと、ポーズやマテリアルが変えられないし、板張りは背後に並べるにはいいのだろうけど、今回取り巻くように配置なので角度によって妙になっちゃうから(^^;)
DAZ Studioでも何枚かお試しレンダしたんだけど、やはりイマイチ納得できず、LuxRenderレンダにすることにした。
とはいえこれも一筋縄ではいかない。マテリアルとライト設定が、Daz Studioで見ているものとかなり違ってしまうのだ。
そのままの状態だと、ビニールみたいにてっかてか〜〜
金属、水、ガラスなど特殊なものは除いて、テクスチャを反映させる場合にはMattかGlossyを使うのだが、光を吸収するMatt以外のものはほぼGlossyが汎用となる。
このGlossyの数値はDaz Studio内でのマテリアル設定も関連してくるので、一概にこの数値とは決め打ちできない。
テストレンダを繰り返しながらちょうどいい感じにそれぞれ合わせていくのがなかなか面倒くさい。
ライトはLuxRenderに吐き出す前に個々のライトのバランスは整えておく。
Luxrender上でもライトの種類ごとには強度を変えられるが、例えばスポットライト1が30%、スポットライト2が60%とか異なる場合には同時に強度が動いてしまうので。
被写界深度設定は、Realityで簡単にできる。Das Studio内でカメラを見ながらやらなくても、対象オブジェクトを選択した状態でクリック
レンダリングが始まってからも、ライト以外にも「imaging」タブ内の設定でかなり印象が変わる。
「Tone
Mapping」のKernelで「Reinhard」「Linear」「Contrast」「MaxWhite」「Auto
Linear」を変えるだけで大幅な違いがみられる。本来はどれでもパラメータ次第では同じようにできるのだろうけれど、ここで理想とする雰囲気に近いものを選んでベースとする。
その2つ下の「Gamma+Film Response」で、フィルムの種類を変えるだけでも色温度の雰囲気が変わるので、この2つを組み合わせて目標に近づけ、「Light」タブで明るさを調整。
その上で微調整は「imaging」タブのその他の項目でやっていくという手順をとっている。
一番下の「Lens Effect」と「Noise Reduction」を使うのはレンダリングの最終段階。ポストワーク感覚だ。
時間はそれなりにかかるけれど、レンダリングしながらいくらでも調整できるのがLuxrenderの魅力ですな。いろいろいじってるとおもしろい(^^)
ちなみにネットワークレンダリングを+slaveでサブマシン1台の2台稼働すると、結構サブのslaveマシンの方が落ちることがあった。
slaveだけが落ちるのではなく、PCまるごと強制終了(ーー;)
家人のPCも使って3台稼働させると、安定して落ち着いた。やはり1台だけだと負荷のかかり方が大きすぎるのだろうか。。。。
LuxRenderに情報を送ってレンダリングがスタートしたら、RealityもDaz Sudioも終了しても大丈夫なので、そこで少しはメモリ節約を。
本来LuxRenderは、進行に合わせて自動保存されるので、途中でレンダを停止しても次回該当ファイルを開けば続きからまた再開できるらしい。(時間表示は最初からになるが)
ところが、何故か私の環境では、保存されたファイルを開いて再度レンダしようとすると、どうみても初期に戻っている(ーー;)
最初はLux上での細かい設定の違いによるものかと思ったが、設定を保存してそれをロードしてもやはり初期状態以外のなにものではなかった。
設定やファイル名を変えて別物として何度も試したが、やはりどれも7−10時間レンダした結果の情報は保存されていない。
(実際にここまでレンダが完了したファイルが)
(再開始するとこういう状態に。。)
おかしいな〜っと思ってたら、気づけば DazStudio自体も狂っていた。シーンの保存ができないのだ!
オブジェクトの位置を動かし、カメラの角度も変え、ライティングも変えて新しいファイル名で保存しても何故か変更以前の状態で保存されている。(ファイル名だけは変わっている)
一度Daz Studioを立ち上げなおして新たに読み込んで変更してもだめ。保存ファイルのサムネイルからして実際に保存したシーンと異なってしまっている。
それだけではない。シーンに既存のライトを適用すると、選択してるわけでもないオブジェクトが勝手に移動してどこかに吹っ飛んで行ったり、拡大されてしまったり意味不明な動きで、もはやメタメタ。。
PCを再起動してみた。アクセス権の修復を試みた。DAZ STUDIO自体を再インストールしてみた。
うが〜〜〜なおらないっ!
初期設定ファイルが残ってしまってるんじゃないかとにらみ、Finder状態のメニューバーから
「移動>フォルダへ移動>フォルダの場所(~/Library)」(こうしないとOSX からはアクセスできなくなってるので)
で、Preferencesのフォルダからdaz studioの設定に関する項目を全部引っこ抜いて、再びインストールしなおしてみた。
ちなみにDAZ Studioのバージョンは、プロ版をリセットして出てきた4.5.1.6(mac 64bit ver)なので最新版のはずである。
アプリケーション本体は、「Application」フォルダに。コンテンツはDocuments内の「Daz3D>Studio>My Library」となってい
結局最後まで治らなかったんだけど、新たにまったく別もので作ったシーンファイルは保存できたので、このシーンファイル自体が壊れてしまったのかもしれない。。。
何はともあれ作成に一ヶ月ほどかかってしまったが、なんとか間に合ったのでよかよか(^^;)