ZAppLinkとは、ZbrushのテクスチャをPhotoshop上で編集して受け渡しする機能です。
基本は現在ビューに表示されている部分をそのままPhotoshopに取り込んで編集できますが、今回は一度に多方向からのビューを取り込み一気に画像編集を進めるやり方です。
とはいえ陰影が邪魔だからと言って「Flat Color」だけは絶対ダメ!ZAppLinkがうまく反映されない問題があります。
事前にミス操作で形状を崩さないよう上部の「Zadd」ボタンをオフにしておくと吉。
1. 「Set Target App」で自分が使いたいバージョンのPhotosho本体があるパスを指定。
2. まずは対象となるモデルを正面に向かせる
Document>ZAppLink ボタンの下にある 「ZAppLink Properties」を開き「Front」のボタンを押す(同時にBackにも自動的にチェックが入る)

3. 次にモデルを回転して右向きする。回転させながらShiftを押すと90度ずつきれいにまわせる。
同じく「ZAppLink Properties」の「Right」のボタンを押す(同時にLeftにも自動的にチェックが入る)
4.モデルを回転して上から見下ろす。
同じく「ZAppLink Properties」の「Top」のボタンを押す(同時にBotmにも自動的にチェックが入る)
これで前後左右上下のすべてのビューが選択された状態となる。

5. ここまでやったところで「ZAppLink」のボタンを押すと、マルチビューモードになってるという表示が出る。
(Edit visible layers から Edit multiple viewsに変わる)
その下はパースペクティブを効かせた状態で出力するかのチェックなので、通常のテクスチャ修正には不要。
「OK」ボタンを押すと、パラパラパラーっと各カメラ方向からの出力があり、連動で起動したPhotoshopへ出力される。
(シングルビューの時はボタンが「DROP NOW」という表示になる)

6. Photoshopでは複数レイヤーが重なってインポートされてるので、修正したいレイヤーごとに表示、非表示で手直しする。

7. レイヤーは1パートごとに3枚がセットになっており、「do not edit」と表示されるレイヤーは基本いじらない。
逆に余計なポリゴン等が邪魔するので、チェックをはずして非表示の状態で画像をいじった方がやりやすい。
8. 終わったらそのままPhotoshopの方で上書き保存すると、Zbrushに転送される。
「Re-enter Zbrush」というボタンがあればそのままクリック。
「Refresh」ボタンが現れている時はPhotoshopでの保存がうまくいってない可能性があるのでもう一度上書き保存を。

9. Zbrushに修正後のプレビューが表示されるので、「PICKUP NOW」ボタンで確定。

確定したらまた同じ手順で何度もいろいろなビューでやりとりできるので、繰り返して修正していく。