PoserとGenesis 8フィギュア

Poser

PoserはPoser Pro 2014で更新をやめてDaz Studioに移行している。
しかし動作確認のために久しぶりに立ち上げる必要が出てきて、発売時より何段階もOSがアップデートしてしまった状況で果たして動くのかドキドキしながら立ち上げてみた。

案の定、3回ほど起動に失敗した後、なぜかひょいと起動したw
一応このバージョンの最新のアップデーターは当ててあったのだが、肝心のライブラリ部分がエラーで真っ白。何も読み込めない。

どうも昔のPoserはFlashベースで表示していたようで、とっくにサポートは終わってMacでは使えなくなって久しい。
さらに古い情報だが、こちらを参考にいろいろやってみた。

https://www.poser.jp/support/faq/faq_pp2012.html#q24

32ビットモードで実行するなんてのは論外なので、Adobe AIRの最新版をとりあえずインストール

The state of Adobe AIR | Adobe Blog
Learn about Adobe AIR's transition to long-time partner HARM...

外部ライブラリの設定方法がよくわからず悩んだが、PreferancesのなかのLibraryタブ内の右下、「Embedded」となってるのを「External」に切り替えて再起動。

すると、Poser画面の一体化したウィンドウの外側に別ウィンドウが開いて、そこからライブラリの中身が選択できるようになった。不格好だがとりあえず使えてよかった。

で、Genesis8用に作ったキャラをPoserに取り込んで、、、、、、、、
って、あれ?Genesis 2 まではPoser用のフィギュアファイルがあったのに、3からはなくなってる!?
と、いうわけでこちらの記事を参照。

Poser11で、Genesis3以降のDAZフィギュアを使う方法
Poser11で、Genesis3やGenesis8を使うなんて、最初から諦めていた。 ところが、G3、G8をPoser...

willdial さん提供のフリーアイテム「Genesis 3 Poser Updater」が必要。

Genesis 3 Poser Updater
NOW UPDATED FOR GENESIS 8. You now have the ability to use t...

んが!これがexeのWindows専用ファイル。
RenderosityのサポートフォーラムにMacユーザーのための情報もあると書いてあるので覗いてみたら、Winebottlerというフリーソフトを利用したよと言うことだった。が、サポートはHigh Sierraまでとなっていた。(AdBlockを一時解除しないとDLできません)

WineBottler | Run Windows-based Programs on a Mac
WineBottler packages Windows-based programs snugly into OS X...

Wine.app と WineBottler.app を Applicationsの中に放り込む。
WineBottlerの方はMac用のAppにパッケージするものらしい。
Wineの方はダブルクリックで開くとメニューバーに常駐型となり、ワイングラスのアイコンが出る。
ここでprefix(タグ的なもの)やWinetricksから検索窓に「ipa」と入力し一応日本語フォントも対応にしておきました。

解凍した「Genesis 3 Poser Updater」の中の「setup.exe」をダブルクリック。
先ほど指定した設定で直接システムを走らせるかWineBottlerでバンドルするか選択肢がでます。
WineBottlerは何かと細かい設定が必要だったので、上の直接走らせる方を選択した。
おおっ!インストーラが開いたぞ。

インストール先がデフォルトでWindowsのディレクトリ構成になっていたので迷ったが、とりあえずデフォルトパスのまますすめてみた。

基本的な使い方はダウンロードしたファイルと一緒にpdfで画像付きで詳しく載っています。
概略だけ流すと

  1. Daz StudioでGenesis8Maleを普通に読み込む。
  2. ParametersタブからMesh ResolutionをBaseにする
  3. フィギュアを選択した状態で、「Edit>Figure>Rigging>Convert General Weight to TriAX Weight」でコンバートする。
  4. そのコンバートしたGenesis8を「Save as>Scene Subset」として保存
  5. その保存したファイルを選択した状態で脇のタブをクリックし「Create Poser Companion Files」
  6. パスやフォルダ設定を確認し、下の方の設定をpdf通りにFigure-cr2にして書き出し。(Supplemental Path:となっているのが親フォルダでその中に4,5で保存したフォルダ名の中に実ファイルができる)

Poserを立ち上げ、ライブラリのCharacterの項目の中に上記の「DSON Conversions」というフォルダができていて、その中に先ほど指定したフォルダの中にいました!

最初エラーとなって読み込めずあせりましたが、単にDSON Importer for Poserが入ってなかっただけでした。(https://www.daz3d.com/dson-importer-for-poser)無料

DSON Importerをインストール後Poser を再起動して上のアイコンを再度クリック。
時間はちょっとかかるが無事読み込み成功

パラメーターのところに自作したモーフもちゃんと読み込まれていました。
おし、変形も成功!

ああそうだ、マテリアルも持ち込むには先にマテリアル適用した状態で保存しとくんだった。
とりあえず手動でDiffuseだけテクスチャをあててみた。
それより心配だったのは、Daz Studioではモーフダイヤルからだけではボーンが崩れるので、ShapeかCharaファイルを先にあててないとだめであったが、Poser読み込み時にはどうなるんだろ?

じゃじゃーーん!ちゃんと追随してくれたようです。
これから髪や甲羅も移植して、マテリアルを詰めていかないとな。
SuperFlyとはなんぞや?時代のPoserのため、べたなFireFly用しかできませんが。

ぶっちゃけやってみれば移植自体は意外と難しくもないんだけど、ポーズファイルとかもそのまま使えないので全手動か一個ずつ変換するかになりそうだし、服もいちいちコンバートしないといけないようだ。
なにより PoserでGenesis動かすと妙に重く感じる。

やってはみたものの、正直あまり実用性はないのかもしれない。。。。
Genesis系を導入するためにどうせDazStudioをインストールするなら、そのままDaz Studuioで使った方がはるかに快適だ。
最初から最低限のポーズやらシーンセットやらも使えるしね。

完全海外版のソフトだから敬遠されがちなのもわかる。私も最初使おうとした時は英語ばかりでPoserとインターフェイスが全然違うので覚えるのが面倒と感じたものだが、今では日本でも利用者が増えて解説系HPも十分にあるので心配はないよ。
なによりもありがたいのは最初から無料で、アップデートや更新で毎年頭とお財布を悩ませることもなくなる気楽さだなw

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