って書いて、まさに1年何も動きがなかったことに気付いた(^^;)その前の記事がちょうど一年前の和風展かい。。
毎年あれやこれやと興味は持って資料もいろいろ収集してるのだけど、気付くと直前になってるという(笑)
今年は特に生活環境の大幅な変革が訪れて、夏場からなんか余裕がない日々を送ってます。
やりたいテーマはいくつもあれど、とりあえず時間の関係もあって1つめはシンプルに人物画でいこうと先月からちょこまか作業を始めてました。
歴史上の有名な人物や出来事などをやってきたので、最初から今年は「庶民」をテーマに絞って、農民一揆とか雑兵たちとかも考えて資料探してましたが、なんか「夜鷹」というのが頭にこびりついてしまって。。。
吉原やら花魁やら華やかな遊び女の世界があるなかで、金持ちに囲われる夢さえ持てない日々生きることさえ不安なダークサイド。
トレードマークのような手ぬぐい被りも、夜陰に紛れて潜むのも、醜い皺や、やつれた顔や病気、もしくは痘痕など隠すため。
きっと倦怠や疲れを滲ませながらも金を得る手段を他に知らない身に染み付いた淫らな妖艶さみたいなものもあるんじゃないかなぁと。。。
で、作成を始めたものの、一番の失敗は「DAZ STUDIOでGenesis 2 Femaleをベースに作り始めてしまった」こと。
え〜〜Daz Studioでは、専用に作成された一部のDCしかクロスシュミレーションできない(汗
ある程度モデルを作り込んでから気付いてPoserに移植。した顔がモーフの関係かなんか違ったので「再びPoserでGenesis2 Femaleで作り始めました」←これ間違い繰り返してるのね。
GenesisでもV4 Shapeを当てればV4の服が着られたはず。。という思い込みがあったんだけど、実際にコンフォームさせたらめっちゃくちゃに。(その服にもよるのかもしれないが)
苦肉の作として、コンフォームから上に羽織るDCの計算まではV4でやって、同じポーズをつけたGenesisを重ねてV4を非表示にしちゃおうと(笑)
二人羽織状態です。
最終レンダでは無意味になる、しょうもない無駄も毎度のこと。
人物のテクスチャいじりと一緒に、日本髪のテクスチャも作成し(Honeyさん作の丸髷ベース)、さらに質素ながら町人より崩れた遊び女の雰囲気を出すべく髷部分もやや下に垂れ下がるように変形。(手ぬぐいと影に隠れて結局画面には反映されず)
顔よりも首や手の方が白粉が濃いんだよとかいう妙なこだわりもほぼ最終状態ではわからず(笑)
夜鷹の必須アイテムとしては、お布団代わりの筵巻があるわけですが、巻いた風な小道具作るのめんどくさいなあ〜と思って探したら、雰囲気的には良い感じの「巻き藁」がHalさんのとこにありました!
元々用途が違うため、脚がついてますが、どうせバストアップにすれば映らないからいいやと。全身でみるとなんかロックなスタイル(笑)
着物は重ねのバランスからHoneyさんのV4花魁を拝借して、マテリアル変更。
3DCGやってる方はまず「あ、この咥え手ぬぐいのシュミレーション苦労したんじゃないか?」と思った方もいらっしゃるようですが、実は結構手抜きなことやってます(^^;)
まずは普通に長方形のメッシュ分けされた平面で普通に輪郭に合わせて落とすように計算。
次にこれをHexagonにobjで持ち込んで。。。はいっ!(爆笑)
っと、強引に変形させて、Poserに戻して位置を会わせて調整を繰り返す。
このままでは引っ張った部分がのっぺりしすぎるので、口元を一部固定して、再度クロスシュミレーションにかける。
まあ、最初から全部シュミレーションをやると、経過のポーズを考えながらぐるぐる本体動かしてもなかなかうまくいかないだろうから、それよか手っ取り早いかなと。
それでもいまいちドレープ感のきれいな皺ができなかったので、最終的にポストワークでサテン状の模様をゆがめたり引っ張ったりして重ねて不要な部分を削ってます。(顔までかかってると怖い)
実際に一番時間がかかるのは、ライトとレンダリング調整だったりするんですよね〜〜〜。(^^;)
Poserだと、なんか妙にぱきっとした仕上がりになってしまうので、Realityでやや滲んだレンダを選びました。
本当は明るい日の光の下の方が、肌の質感はRealityで綺麗にだせることはわかってるんですが、また夜を選んじゃったよ。。
仕上げで画像クリックでアップにしないとわかりにくいと思いますが、夜鷹のイメージを影で重ねてみました。
全体に薄暗くすると見にくいので、陰影を強めにつけることで薄暗い雰囲気を表現してみました。
倦怠感と年増を意識したせいで、また「怖い」という印象を与えてしまったようですが、次はもっと明るい雰囲気のものでいじり中。