和風展のために角髪(みずら)を作ってみた

Hexagon

さて、今年の和風展のひとつめは、しばらく前に古事記の読み比べをやっていた中からいくつか使えそうな場面を想定していた。

で、神代ということで、代表的な髪型である「みずら」を使いたかったが、どうもうまくそれらしいものが見つからない。

ないものは作れ〜〜〜〜!(笑)

相変わらずモデリングソフトの使い方も全然マスターしてないし、そもそも基本的な髪型の作り方も理解してなかったので、超自己流で。

今回は結い髪なので頭にフィットする形だ。みんなどうやって基本のスカルプを作ってるんだろ?

とりあえずベースとなるM4の頭部と首をobjでエクスポートして、作業が軽くなるようにジオメトリを結構削ってローポリにしたものをマネキンとする。

そして、安易に球状から削り出してみた。作業にはHexagonを使用してます。

あ、おかっぱ風ならこれでも結構いけるかも(笑)

これではあまりにもローポリすぎてフィットしないので、もうちょい細かく分割していく。
あ、これって「兜」系を作る時にも使えそうじゃん?と思って、これはこれで保存しておく。

ここからソフトセレクトも使って、徐々に頭の形状にフィットさせていく。ああ、こうやって作ってくと基本はオールバック風味になるのね。

とりあえず頭皮部分ができたら、「まげ」の部分だ。こっちはドーナッツ状から歪めて、曲げ部分と結びの部分を別パーツで作り頭皮の部分にくっつける。

雰囲気をみるために、適当にまずはテクスチャも貼りつけて確認する。

なんとなくそれっぽくなってきたぞ。
最初は上のように前髪部分と一体にしていたが、ちょっと不自然さがあったので、頭皮はぴったりだけにして、遊び毛は別に短冊でくっつけることにした。

Blacksmish3Dも利用しながらテクスチャももうちょっと作り込んでいく。

おお〜〜ズラっぽい!!

Poserに取り込んでM4にフィットさせれば、まあまあどうじゃろ? モーフもなにもありません(笑)

モデルは自作キャラのM4 亮太2

です。美男じゃないけど和風のありがちな顔を作るにはなんとなく使いやすい。
髭はDazで購入した「1 Click M4 Face Hair for Poser

なんだか表情とかも一所懸命作り込んでいたが、結局最終的な構図では顔がまったく見えないということに。。。無駄に時間を使ってしまった。

黄泉平坂の攻防をテーマに選んだが、最後の桃投げと追手だけではどうも動きがないので、一つ手前の筍に気を取られているとこもいれておこうと。

たけのこぉ〜〜〜?? これも見つけられなかったので、作っておく。
やや遠景になるからそれほど細かく作りこまなくてもいいだろうとこちらは円錐からの変形で。

黄泉の軍勢も追ってくるとしたかったが、こちらは奥の影に沈みこませることを前提に、テクスチャは全部剥いで真っ黒にしました。

鎧はシルエットがそれらしくなればいいと、資料をみながら寄せ集めのかなり強引な組み合わせです(笑)

この時代の鎧は「埴輪」を元に考えられるのですが、いろいろ種類もあるみたい。そのなかで、誰にでもわかりやすい「大魔神型」を選択。

先ほどのおかっぱ風の形状からちょっとこねこねして、脇に縦板をくっつけてできあがり。。。

いろいろないものを作るにも時間がとられましたが、もうひとつ非常に悩んだのが背景の洞窟。

いくつか洞窟ものは所持してるのですが、壁がカメラワークやライトのじゃまになって、思うような構図にならない。

自作したりもしたのですが、最終的には未だにこっそり残っているDAZの昔のFreeアイテムアーカイブ(Dazにログインした後でないと開けない)の中にある、「Dragon Lair」をベースに、やはりHexagonで坂に見えるように捻ったり奥行きを作ったりしたものの脇に穴をあけて、そこにカメラやライトを潜りこませることに。

結構距離感があるので、半分割にしちゃうと後方がぱっくり割れちゃうから、あくまでもカメラにうつらない範囲で。

後方の青い光と霧状は、大気マテリアルで距離感をオンにして大気色を青で調整してます。

最後にいろいろポストワークでいじりゃあいいや、なんて思ってたのに、実際にはほぼ色見の調整ぐらいしかしてなかった(ーー;)

実際の作品は、和風展会場にて。参加投稿名もそのまま「aachan」です。
イザナギ、黄泉平坂から逃れるの巻

第六回和風展
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