ふと気づけば、Poserを触り始めて3年?4年?
間に長いブランクが何度もあるけれど、もはや堂々と初心者とは言えないよな(^^;)
その割に、どうもあまり成長した気がしない。
そりゃぁテクスチャ関係は一時期本を買い込んだり、他のテクスチャセットを購入して比較したりしたりで勉強したので、多少は以前よりましになったとは思うのだけど。。。
肝心の絵としての表現がね、それほど変わってない気がするのですよ。
なにしろ理論的なことに異様に弱いため、ほとんど勘と経験に基づく予想だけでやってきたようなもんですから(苦笑
ポージングや構図、テーマなどももちろん重要な要素ですが、私の特に弱いのがライティングじゃないかと。
やっぱりね、「ああ、これはインパクトがあるな」「なんかすごくいい空気感があるな」と思う人の絵って、ライティングも非常にうまいんですよね。
前までは、ほとんど既存のライトセットをベースにしていじるのが主だった。
どうしてそういう組み合わせになるのかがよくわかってなかったから(^^;)
でも、どうもそれだけではイメージする通りにもっていくのが難しい場合もある。以前本屋でCG関係のコーナーを眺めていたらいい本を見つけました!
実はもう半年くらい前に購入したんですが、読み始めると眠くなるの繰り返しで、未だ読み終わってないのだけど(理論に弱い人間の弱点、思考停止モード)
でもね、実は全然難しい内容ではないんですよ!
Poserに限ったものではないけれど、3DCGにおけるライティングの基本が、非常にわかりやすく解説されているいい本です。
そう、おそらくある程度3DCGをいじってる人ならば、当然のごとく知ってることばかりかもしれません。
メインとなるキーライトと補助のフィルライトの役割、3点ライトの組み立て方(以前Kyotaroさんもブログで解説して下さってましたが)
なぜ背後からのバックライトが充分に活かせないときがあるのか、などがよくわかりました。
反映されないからといって、へたにライトの数を増やすほど、逆に打ち消す効果になったりするんですね(ーー;)
照らす方向や、色、シャドウ、コントラストなどによっても、受取手が感じるイメージを作り上げることも出来るんですね。
フレーミングやアングル、カメラワークの特色、まだそこまで進んでないけれどマテリアルやUV、レンダリングに関してまで、かなり幅広く3DCGを作り上げる上での重要な要素について解説されています。
値段はこのサイズにしては結構躊躇するレベルですが、内容の充実度をみると決して高くはないと思う。
3DCGに興味を持ってさわりはじめたけれど、伸び悩み、、、って人におすすめします!
他にもシリーズで違う要素のもあったから、読み終わったら挑戦してみようかな。
てなわけで、今回のDC展覧会では、1から自分でライトを組んでみました。
まだまだ充分に知識を活かしきれてはないけれど、結構ライティングに対して評価してくれた方も多かったのは嬉しいですな。
ひとつひとつのライトがどこをどう照らしていて、どういう効果を生み出すか、掴んだ上で配置していくのはなかなかおもしろいですね!
(。。。って本来当たり前のことなんだろうが、今まで出来てなかった)
ゆっくりですが、一歩ずつ前進中。
あとはフレーミングとか、配置の安定感などについては、デザインや絵画の基本なんだろうな。
別に型にぴったりはめることはないと思うが、やっぱり基本をわかっていてわざとずらしたりはずすのと、勘だけで適当に歪ませるのとでは違うという気がする。
ほんっと、なんの知識も基礎もない人間なので、これから勉強勉強。