ここのところテクスチャ作成にすっかりはまってしまい、写真も取り入れてよりリアルな質感にしようと奮闘中。そして現在の自分の実力の壁に激突。。(ーー;)
どれだけテクスチャを細かく書き込もうとも、陰影をつけようともライトとマテリアル設定がへたでレンダリングの段階で質感を殺している。
ええ、もともと感覚だけでやってる人間なものでとりあえず「これはなんだ?」とマテリアルノードをつないではレンダを繰り返し、ライトも1個ずつ増やしては様子をみて動かす感じ。
やたら時間がかかるわりには思うような効果がなかなかでない。
個人的にうまいなと思う方々のTipsなどを拝見して真似しようとしてはいるんですが、どうも微妙に違ってしまうようだ。。。
そこで目をつけたのが「スキンシェーダー」と呼ばれる部類のもの。
一般的なテクスチャセットは直接テクスチャに書き込みがされているもので応用性には乏しい所が悩みどころ。
またサンプル画像が素晴らしくみえてもそれを生かしきれないとのっぺりした画像になってしまう。
シェーダーというのはマテリアルを調整上乗せするもので、Python Scriptとして働くようになっているようだ。
普段使用しているテクスチャやライトセットをそのまま利用できるのが魅力的だ。
face_offさんがどうやらこの道の大家のようで、RenderosityとDAZでいくつかのセットを出している。
さんざん迷ったが、今回はDAZの商品券が余っていた事もあってDAZの方で販売しているV4 Skin Realism KitというV4専用のものを導入してみた。
Mac用とWin用がセットになっているのでどちらでも使えるのがGood。
ちなみにPoserのマテリアルノードを利用するのでPoser専用となる。
モデルは以前NGMの時に作成したV4をひっぱりだしてみた。テクスチャは自作でマテリアルやライト設定も自分で設定した時のままのものをまずみてもらいたい。
バックライトなどでつや感をがんばってみたものの、なんだか肌がのっぺりしてしまっている。
そこでこの状態からV4 Skin Realism Kitを適用してみることにした。
Python Scriptとなっているため、まずメニューの「スクリプト」を開き、インストールで入った「Realism Kits >V4 Skin Realism Kit 」を実行する。
すると読み込みがはじまって、専用のウィンドウが開く。
左上の「Main Scene Light」の脇のボタンをクリックして、現在のライティングでメインとなるライトを決定する。まぁフィギュアの肌を明るく見せている元のものを選べばいいのだろう。
このとき「ライト1」とかなってるとどれがどれだかわかりにくいので、ライト名を変更しておくとわかりやすいと思う。
細かい設定があるが、まずはその他の部分はデフォルト設定で実行してみた。
すると、メインに指定したライトの名前が変わり、シェーダーがかかる。
そして、マテリアルノードもかなり複雑なものに置き換わり、レンダリングした時の見た目がガラッと変わる。
わかりにくいので部分的にアップで見てみよう。バックライトを使っているとちょっと強すぎる感があるが、肌つやの雰囲気がだいぶ違うのがわかっていただけただろうか。
他の設定を細かく変えていくと肌の色合いや艶、ざらざら感、しみやほくろのちらばり方など簡単にいろいろ変えることができる。元々唇にスペキュラをいれていたため変化がわかりにくいが、実際は適用した段界でスペキュラがはいるようだ。
わざと極端に設定してあるが、これらの強弱をあわせて組み合わせる事が可能。
これならつたない腕でもしょぼい手書きテクスチャでも一気にグレードアップできる!
テクスチャ以上に素敵アイテムになりそうだ。