時代展 2012に向けてー1.小道具作り

Hexagon

FORUM3Dにて、「時代展2012 ~江戸時代の日本と世界~ 」が始まってます。

時代展 2012

てか、投稿締め切りまで後数日なので、現在作業中の方もこれから参加したい方もがんばって急ぎましょう(笑)

現時点では、まだ私も最終作業中のため投稿してませんが、今回はなんのかんので1ヶ月近くかかっている。

レンダリング待ちの間に、今回の流れをもそもそと先にまとめていこうと。(ネタバレしちゃうわけだがw)

これだけ時間がかかった一番の理由は、なれないモデリング作業に挑戦したためであろう。2/3の時間はここにかかったから。。

なにしろ今までは、キャラの顔モーフを作る時と、既存のプリミティブをちょっと変形してUVさえもない小物を作るぐらいしかしてなかったのだから。

ところが、今回テーマを決めて材料集めにかかろうとしたら、どうも必要な小道具に近いものが見つけられなかった。

現存する実物があるので、あまり胡散臭いものにはできない(笑)できるだけ本物に近い雰囲気を出すには。。。作るしか無い。

Hexagonだとイマイチ自由で柔軟な形に変形する自信がなかったので、最初は「Sculptris」というZbrushの扱い会社提供の無料ソフトを使うことを考えた。

Sculptソフトのため、粘土彫刻感覚で引っ張ったり、つけたしたり、凹凸つけたりと、初心者でも非常にわかりやすい私好みのインターフェイス!

。。。。んが、自由でなめらかな曲面は得意だが、幅広い平面や直線的なものを作るには、逆に非常に難しくなることに気付く(ーー;)

いろいろやってみた結果、今回作ろうとしてるものには向かないということがわかり断念してHexagonでやりなおすことに。

扇形でも凹凸をはっきり表現したい部分は、ちまちまと円錐をつぶしたものを並べて。。。

曲線のやや複雑な形は、プリミティブの変形や、曲線の連続つなぎ等いろいろ試した結果、フリーハンドでラインツールでだいたい形作ったものを、あとから点移動で整えていく方法が、個人的にはマッチした。

ところが、こうして作った形状を面を張って、押し出して作った足部分が、Hexagon上では綺麗に見えるのに、PoserやDaz Studioに取り込むと妙な面が作られてしまう。

何度もやり直したり、作り方を変えても消えず、ネットでググってみても症例は見られたが解決法が見つけられず、行き詰ってFORUM3DのBBSでヘルプを叫んでみたら、素早く的確な回答が得られました。ありがたや〜〜(ー人ー)

どうもこのゆるやかな多角形を1面のまま押し出してたのが問題だったらしい。
適当ではあるが、分割した面になるようにTesselateを使って分けてみた結果、Poserに取り込んでもおかしな面がでなくなりました。

あとはその他のパーツもそれぞれ作っていって、最後に全部をくっつけてまとめ、形状を仕上げる。

ほんとは大きな扇部分は装飾的にくりぬかれているのだが、実際にブール演算で曲線で繰り抜いてみたら、繰り抜いた部分の面がうまくはれなくて、スカスカの妙な穴だらけになってしまったので、これはテクスチャの方で透明マップで処理することにした。

模様などもUVを吐き出した後でPhotoshopでテクスチャを作り、それぞれTranceやBMPや質感を設定。
ふう、ようやく一個できたw。

ここまでやるのに、Hexagonのそれぞれのツールの使い方をかなり試行錯誤したため、その後の小道具作りはスピードアップ。

同じようにラインツールで押し出したり、プリミティブを変形させたり、面取りやエッジ抽出したりと駆使して箱部分も作成。(足部分の多角形も扇と同じく後ほど分割)
歯車など細かい形状は、透明マップで後ほど切り出し。

筒部分に中華風の人形がくっついてるのだが、フィギュアで作ると服のポリゴンまで加算されて重くなることが予想されたため、ここで「Sculptris」登場!w

体と服一体型でおおまかな形状を作り、ペイントしてエクスポートする。
UVは自動展開なのだが、吐き出されたものはどういう計算なのか、ものすごくバラバラで扱いにくいのがちとネックなのだが(^^;)

目や眉などもsculptris上だといまいち綺麗にいかなかったので、だいたいの形状の位置だけ示してテクスチャの方に直書きして調整。

あとは的部分や矢立などもHexagonでちゃちゃーっと作って、メインの小道具部分は作成完了。(矢はHisayanさんのM3鎧の小道具を拝借)

なんとかそれっぽいものができたような気が。。。する。
なれるまではなかなか大変ですが、やりはじめたら結構モデリングもおもしろいかも(^^)


もともと日本語の取り扱い説明書やTipsが少ない「Hexagon」(現在無料DLできます)ですが、いつの間にかとても素敵な解説Blogができてました!

初期の記事の方に、Hexagonの各種ツールの説明が詳しく書かれていて、Hexagon初心者にはおすすめです。

「3Dで遊ぼう Poser, DAZ」

UV展開はHexagonより「3D COAT」のほうがはるかに簡単に綺麗な展開ができるのですが。。。
何故かうちの環境では使用版で1回使えたきりで、2回目以降エラーで開かなくなってしまいました(><)。順調に使えるようなら購入に踏み切ろうと思ってたのに。

Scruptrisについても、日本語でわかりやすい説明Blogがありました。

TRY 3dCG
「anderdesign」

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