和風展への道−1

Poser

さて、ようやく落ち着いたところで、、、このブランクの期間ひたすら和風展へ向けての作品作りに没頭してました。

第2回和風展

そもそも当初は3つ製作するつもりで

1.メイン人物をどどーんと据えた絵
2.もっとグローバル視点で情景を捉えた作品
3.民話や古事記などを題材としたもの

と、趣向を分けようと思っていたのです。構想期間がやたら長かったわりには実際に手をつけはじめたのが2月半ば過ぎという状況になってしまい、結局時間が全然たりなくなってしまった(ーー;)。
で、3はとりあえず切り捨ててなんとか1と2は仕上げたいなぁと。

とりあえず記憶にまだ新しい2の方から。

これは最終的に絞られたのが「大化の改心」「壬申の乱」「川中島の合戦」の3つでした。
ええと、前の2つでわかる通り飛鳥奈良時代というのが非常に好きなんです。でもその前に人物で額田王を選んだことにより必然的に川中島へ。

結局天下取りに参加できなかった二人ですが、それはやはり優れた器量の武将が隣り合わせの国に同じ時期に存在してしまった不運もあったでしょう。ここで争っている間に着々と情勢は進んで行ってしまったと。。。

よく上杉派と武田派論争がありますが、その視点でみると私はばりばり上杉派です。

正直なところ時勢を正しく判断して、うまくたちまわっていたのは信玄の方だと思う。
謙信は時代を逆行した非常に不器用な生き方をした人で、普通の器量ならつぶれてもおかしくはなかった。敵でも信用しちゃうから信玄にも何度もだまされてるし。。。

知略にかけてはとても信玄にはかなわなかったけれど、軍略にかけては天性の勘なのか天才的なのも魅力。
ぶっちゃけ私自身が謀議とか裏の根回しとかを好かない気質のため多分謙信にひかれるのだろう。

と、いうわけで組み立て開始。しかし額田を提出した日にまたもや温泉旅行などに行ってしまったため、実質制作時間は3日ちょいしかないっ!

こりゃ間に合わんとテーマを変えようかとも思ったが、うーん、やはりできるとこまで挑戦してみるかと無謀を承知で突き進むことにした。

温泉に行ってもずっと構成などを考え続けていたため、体はリラックスしても精神的にはおいつめられたままw。

で、たてた計画が

3日-キャラとテクスチャ作成。できればポージングまで。
4日-ばらばらに作成したキャラの配置とライト設定まで。
5日-ひたすらレンダリングである程度納得したとこでポストワークで完成。

と、こんな感じだが予定は思うようにいかないことは多々あるもので。。。

とりあえず絶対的に重くなるのはミエミエなので、できるだけ個々のフィギュアを軽くしようとメインキャラはM3RRに決定。

大量にいるその他の軍勢はTomiyaさんのNeoJapanのところにあった「政宗」様を採用させていただくことにした。

ベースがP4maleだし、鎧を着せるのではなくフィギュア一体型になっているため負担を少しは軽くできるのではないだろーかと。

そんなにアップにはならないので、テクスチャサイズもサイズが小さく画質の低い自作手書きとマテリアルのみで。

まずは周囲の軍勢を。
脇役でまともに顔もうつらない予定だったので、顔もたいしていじってないし、体型もボディ一体型で変更ができないので、拡大縮小で多少見栄えを変えたのみ。

そう細かくテクスチャ設定もないので、とりあえず武田が赤、上杉が黒を強調しとけばいいんじゃないかとw。

足軽に対してはこの頃自前でなくユニフォームのように定型のものを貸し出す様式であったため、同じでかまわんだろうと。

えー、基本形は同じでほぼマテリアルを変えただけですw。
槍については理想のものがなかったため、Hexagonで自作。双方6種ずつ多少体型変更したものとポーズを左右いれかえたもので準備。

武田方の武将は足軽の笠を兜にしただけのものでP4maleベースだが、上杉の騎馬武者は謙信をいじっただけなのでM3RR。

しかし、テクスチャを変更して足軽部隊を作成するだけでほぼ1日終わってしまった。。メインの信玄と謙信は翌日に持ち込み、この日の睡眠時間3時間なり。

で、翌日そのメインキャラから始めたわけだが、まず鎧でつまづく。
政宗さんだとテクスチャ割の関係であまり立派にできないので、足軽と一緒じゃまずかろうと。

DAZのSamurai Yoroi for M3とかTOPGFXのSamurai Armor for Mike 3とかもあるのだけれど、なんというか微妙に構造とか形が違うんだなぁ〜〜。hisayanさんが作成中の婆娑羅鎧に期待しつつw。

あとはRenderocityでSamurai Packというシリーズがあって、これが一番近いと思われるのだが、胴丸の形がちょっといびつなのが気になるのと、対応フィギュアがM1らしいのが。

こういう複雑な形状はWW2を使ってもだいたいゆがむことは目に見えてるしね。。。

てなわけで見比べていた結果、時代が違うけどhisayanさんの大鎧が一番形状がしっかりしていると。ただし中世形状のため、当時とはちょっと違う。肩当てはもっと小さく丸みを帯び、草摺りもうごきやすいように細かくわかれている。

腿を守る為のはいだてなども本当は必要なのだが、時間とPCのパワーとのせめぎあいの関係上省略させていただくことにした。

せめて草摺りは当世風にしようとそこだけ自作。Hexagonで四角や円柱を組み合わせて重ね合わせおおよその原型を作る。

さらに通し紐をそれっぽいところに重ね合わせ、最後にマテリアルごとのパーツに合わせてグループ分けし、マテリアル設定をする。今回もUV展開はないw。

まぁとりあえずマテリアルグループだけ分けておけば、テクスチャは後からのせられるのでごまかせるだろうと。。そのうち展開できるようになったら服や小物作りにも挑戦してみたいものだ。

ばらばらにうごかせるように、1部だけ作ったものをマテリアル設定し、大きさや角度を合わせてPoserにProp登録。
それを呼び出していって腰を一周するように配置したものを再度1つのグループとして登録。

また、最初からこりゃないなと思った謙信のトレードマーク的な「行者包み」。
しょうがないのでこれも作成した。面から仕上げていくのがうまくいかなかったので、円形から形作っていくことにした。合わせるために表情をつけたM3RRの首をマネキンにしています。

あ、こりゃなんとなく忍者頭巾としても使い回せるかな〜とw。かなり適当モデリングのため左右対称ではありません(ーー;)。

で、信玄の方は「御旗楯無も御照覧あれ」という言葉で知られるとおり、源義光伝来の鎧を家宝としている。

楯無が鎧のほうであるが、もともとが旧式の大鎧であるためhisayanさんの大鎧そのままの形でいいのではないかと。

これであると伝えられるものが現存していたので、胴丸部分はそれを参考にしてテクスチャを作成した。けど、、後ろ向きでまったくみえなかったw。

薄手の法衣のようなものをまとっている絵をよくみるのでやはりhisayanさん作の巫女衣装の千早を見た時に「これだ!」と思った。僧衣とはいえ、実際諏訪大明神を信仰してるから神道系でもいいのではないかと(ーー;)。

くやしいので前をむかせてみたw。
また、信玄の兜といえば。白い毛がもさもさ生えたものが有名である。

と、いうわけでいろいろ合わせた結果Sassy Hair 2.0を兜にかぶせてみました。

しかぁし、Millennium Horseってかなり重いのね!本体軽くしてもこれで一気に重くなった。

思うようなテクスチャがデフォルトでなかったので、Millennium Horse Unicornとポージングに時間をかける余裕がなくなっていたので手抜きでHorseback Combatという乗馬ポーズ(馬、人両方)を購入した。

とりあえず形を整えてテストレンダ開始。25時間とかいう予測が最初でたが、だんだん縮まるので実際はそんなかからないだろう。

この日の睡眠時間1時間。かなりの強行軍である。

三日目。ライトや構成をレンダ画像と見比べつつ修正、追加していく。結局2時間かからずにレンダは完了したようだ。

んが、フィギュアそのものを並べているせいか16体フィギュアを使ったものを保存しておいたら、メモリー不足とエラーになって2度とひらけなくなってしまったw。セーブはできたのにおかしいね(ーー;)。

HDDチェックをやっても再起動してもだめだったので、また1から配置開始。肝に銘じて保存はちょこちょこするけどVue自体を落とさないまま最後までやることに。

まぁ、実際に使用した数よりなんか人数少なくみえたり細かいところで不満は残るのだが、1レンダに2時間ほどかかるため夜には適当なところで妥協してしまった。
ああ、なんと中途半端な作り込みと時代検証になってしまったことだろうw。

そもそも寝不足で変な音が頭のなかで鳴ってるしぐらぐらしてるしで集中力がっ!。もっと早くからはじめればよかったと思ういつものこと。。。

もと画像はこのように全体くっきり。戦場の慌ただしさを表現するためにポストワークで背後にブラーをかけてます。信玄と謙信部分だけレイヤーでブラー除去してそこだけ浮き上がらせるようにと。

後から気づいたら、山とか草までもブラーかけたらおかしいじゃんかとw。その時は頭がぼ〜としてるから気づきませんでしたとさ。

後悔先にたたず!ですなw。(と、いいつつ次回もこうなるんだろうなと。。。)
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第2回和風展

私のこの「川中島」はこちら(画像クリックで拡大されます)

川中島
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