DESTINY 鎌倉ものがたり

Fantasy

私の好きな鎌倉が舞台で、しかも私の大好きな妖魅、魔物が跋扈する世界。
よく通いつめたあの風景があちこち出てくるだけでなんとも懐かしく当時のことが思い出される。
「三丁目の夕日」の作者でもある西岸良平さんの漫画で、同じく山崎貴監督がメガホンをとり実写化した。

鎌倉に住むミステリー作家一色正和(堺雅人)はアルバイトで家に原稿を取りに来た亜紀子(高畑充希)と恋に落ち、亜紀子は鎌倉に嫁いできて新婚生活がスタート。

鎌倉は一見静かな歴史の街だが、実は幽霊や魔物や妖怪がたくさん暮らしており、住人たちはそちらの世界を普通に受け入れていた。

ある晩、魔界の夜市で松茸と偽られて魔界のキノコを買わせられた。
味噌汁にして食べてみたところ、実は魂の抜け出す魔界のキノコで危うく正和は抜け出てしまうところであった。
やがて静かな町に殺人事件がおこる。。。。

「DESTINY 鎌倉ものがたり」予告2

コメディタッチな和風ミステリーファンタジー。
服装は大正~昭和初期がモチーフか。

正和は作家でありながら、その推理力も生かして警察の捜査の手伝いもしている探偵のような顔も持っていた。
昭和のミステリーって、こういう「普段は一般人だけど、実は名探偵」みたいなの多いね(^^;9

街中を走り回る妖魔たちや、丑三つ時に黄泉の国行きの列車が走る江ノ電。
あの旧型車両可愛いんだよねえ。銀河鉄道の夜的な要素も。
あの世へ向かう風景もとても良いし、千と千尋っぽい雰囲気。
イザナギイザナミ神話、美女と野獣、西遊記などいろいろごたまぜなパロディなイメージ(笑)

天燈鬼が出てきたから龍燈鬼もペアで出てくるのかな~っと思ってたら「天頭鬼」でちょい字が違うのね。
でもあのフォルムは天燈鬼ベースだよね。(でもあんまかわいくなくなってたけど。。。)
奈良興福寺の天燈鬼・龍燈鬼立像かなり好きで、阿修羅像と同じくあの付近行ったらじっくりと立ち止まっちゃいます。

想像次第で形を変える世界なんてあったら楽しくてやりたい放題しちゃうなあ(´-`).。oO

堺雅人さんの存在感も安定感があるし、高畠さんのピュアな可愛らしさも映えるが、周囲をこれまた味のある名脇役が固めている。
堤真一さん,安藤サクラさん,田中泯さん,中村玉緒さん,ムロツヨシさん,薬師丸ひろ子さん,國村隼さん,要潤さん,市川実日子さん,橋爪功さん等々。。。若いのもベテランもこりゃずるい配役だなあ。

荒唐無稽なんだけど、遊び心と愛と優しさに溢れているのでなんかほっこりする。

あーやっぱ鎌倉に住みたいなぁ(昔からの夢)とあらためて思う映画でした。