ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還

Fantasy
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ゴラムがまだホビット属の姿をしていた頃の回想からはじまる。
いかにして彼が醜い姿になってしまったのか、、、それも全てはあの指輪が引き出してしまった醜い心、悪への招待であったのだ、、!
サムはそんなゴラムの心に潜む醜悪さにずっと猜疑の目を向け続けるが、フロドは従順になったゴラムの善の面を信じようとする。

フロドとサムとゴラムの3人がモルドールへと向かう一方、エント戦争のあとのアイゼンガルドに到着したガンダルフたち一行の前に、1作目のオークとの戦いの時にはぐれたメリーとピピンが現れる。

揺れ動くゴラムの心と陰謀の前に、フロドがあまりにもお人好しで単純で悪の誘惑にも引き込まれやすいので、サムが余計な苦労を背負い込んで可愛そうだ(´•ω•̥`)

他のホビットも陽気で基本邪気はないのだが、誘惑に弱く軽率で愚かなところがある。
そして、、、弱い(´・ω・`)ショボーン
ホビットの中ではサムワイズが名前通り一番思慮深いかも!
しかも献身的で、思いやり深くフロドのためにすべてを投げ出してついてきてくれてるのになあ。

指輪と極度の疲労のためとはいえ、その後のフロドの言動がサムの心を打ち砕く。
もうほんとフロドの弱さと愚かさにはイラつきが(⌯˃̶᷄ᗝ˂̶̥᷅⌯)

一方、エルフの黄昏の時の中で、アラゴルンを愛するアルウェン姫親子が下した決断とは!

次なるサウロンの黒い手が伸びる先はゴンドールのミナス・ティリス。
ガンダルフに連れてこられたピピンは、自分を救うためにオークの凶刃に倒れたここの執政であるボロミアの父の前に忠誠を誓う。
。。。ってホビットはあまり戦士に向かないんだけどね(^^;)

しかし、ここ一番という時に、どうも人間の判断が甘く、傲慢さとプライドが邪魔してわざわざ窮地に陥るような愚かさもさりげなく描かれている。
それを繰り返せば待っているのは滅亡。
どこで気づいて行動を起こせるか、それが運命を変える。

そして、、、
やっぱりドワーフは可愛い(「・ω・)「
実はロード・オブ・ザ・リングではそれほど目立った活躍はしてくれないのだが、エルフに対する強いライバル視だけでたいていのことは乗り越える(笑)
まあ魅力があるからこそホビットの冒険シリーズでは逆に主役的に大活躍することになるのだろう。うむ。

さて、最後の大決戦は最終章に相応しく、見応えのあるものになってます。
絶望からの希望、光明の先にまた絶望。
騎乗物や種族もてんこ盛り。

父と子の絆、愛するものとの別れ、友情と信頼。
そして1番のヒーローはやっぱり勇者サムじゃん!
どう贔屓目に見ても、肉体的にも精神的にもサムの方が強く揺るがない。
指輪の運び担当選択ミスではなかったか?と思う面もあるが、よーく考えてみよう。
逆の立場だったとしたら、きっとフロドではサムを支えきれなかったに違いない∑(・ω・ノ)ノ

一応本編はここで完結。
前日譚としての『ホビットの冒険』が、同じく三部作として続くのだ。

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