ある日、停電と共に一斉に人々が消失する。
たまたま残された人が他にいた人と出会うが、次の停電でまた目の前から消える。
来ていた服や所持品はだけはその場に残したまま。
一体何が起こっているのか、またこの人達は何故灯りの元にいれば大丈夫と気づいたのか、迫り来る影だけのような物体はなにか、、、
つかみはミステリアスで興味をそそる。
どうやら世界は闇に飲み込まれて行くようで、日に日に日の出の時間は遅れ、日没が早まっていく。
そんな中で生き残った四人が力をあわせてなんとかしようとするが、、、
しかし、ここからの展開がなにやらもっさりしている。
だいたい限られたエネルギーで出来るだけ長く持たせなきゃいけないのを分ってるくせに、何故ぎりぎりになるまで無駄遣いしまくった!ヽ(`Д´)ノ
お祭りで売ってる折ると光る玩具も、最初はいっぱいあるよーと見せた割に、子供の首にひとつかけただけでその後消えたまま意味もなくぶら下げている。新しいのあげなよヽ(`Д´)ノ
妄想混じりの心理的なトラップのようなものにかかり次々に闇に飲み込まれていくのだけれど、それほど個々の背負ってきた人生や苦悩などを描いているわけでもないのでなんか中途半端。
自分は存在してるという言葉も、一見哲学的な暗示のようだか中身がまったく伴ってこないので軽い。
そしてあの終わり方は何 Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
ミステリアスなメッセージや曰くあり気な雰囲気を醸し出しておきながらどこにも繋がらないという、、
ところどころキリスト教的なものを匂わす素振りもあるんだけど、匂わすだけでおわってるというか。
結局あの闇の正体も不明なまま(飲み込まれた人々がその影の仲間のひとつになるっぽいのは分かったが)夜明けは訪れこれからどうなるのかも知る人ぞ知るって感じ。
リセットというのは汚れた大人どもを排除して純真な子供のみで世界をやり直すべきということだろうか。
いや、まてまて、最初に1番無垢な赤ん坊が消滅してたよな。
ローズマリーの赤ちゃんというやつがっ(笑)
主人公のルークを演じたヘイデン・クリステンセンはスター・ウォーズ エピソード2・3のアナキン(ルークの父)とか、微妙なアメリカジョークみたいなのが入ってたり。。。。
アダムとイブになるには幼すぎるからかもしれんが、世界中でこの二人だけか選ばれる根拠もいまいち見えては来ない。
面白そうな要素を持っていただけに、肩透かしを食わされたようなスッキリしない後味の微妙な映画でした。