あのイスラ島から帰還して数年後。
マルコム博士はあの事件を暴露したがインジェン社によって揉み消され、世間から嘘つき扱いに。
しかし、実はあの島は観光用で、別にサイトBと呼ばれるソルナ島で飼育とクローニングを目的とした柵もない自然のままの研究施設が作られていたのだ。
アミノ酸を投与しなければ恐竜たちは自然に滅びると前回も言われていたが、何故か生き延びているという。
ハモンドはインジェン社の社長から外されて、後を継いだ甥っ子ルドローのそれを利用しひと儲けしようという動きを阻止するために調査隊を組織しようとしていた。
呼ばれたマルコムは危険度の高さから断固反対するが、恋人の古生物学者であるサラが既に単身先乗りで上陸してることを知らされ、やむ無く救出目的で行くことになった。
しかし、ハモンドの結成したチームとは別に、軍隊のような連中が、インジェン社から送り込まれてきた。
それはなんと、金儲けのために次なるジュラシックパークを目論む新経営者たちの、恐竜たちを捕獲するための最新設備を持ち込んだハンターチームだったのだ。。。
しかし好奇心旺盛で、危機管理能力が低く、自分勝手なサラは自分のせいでどれだけ仲間たちを危険に晒す行動をしているのか理解できないおバカさんで見ていて腹立たしい。
これと同期するように動くカメラマンニックも、人は良いのだがやはり浅はかでチームを危険に導く厄介者。
動物愛護家だからこそ、自然に人間が介入したり手を出したりすることは傲慢だと思わないのか?
ホラー映画だったらこりゃ死亡フラグものだろ(。-_-。)
あれだけ生きた恐竜の危険さを叩き込まれていたはずなのに、こっそり隠れて遠足気分で島に着いてきた娘も、パニックになりまくって叫んでウザイ(。-_-。)だから来るなよ、、、
ハンター隊のリーダーローランドは、最初は冷酷でヤバいやつだと思ったが、実はかなり冷静で決断力も常識もあり、人間らしさもあり頼れるところもあるんだよな。
しかも、マルコム博士の陽気さや軽薄さやシニカルさといったキャラの良さが今回は全然でてない、まじめな苦労人みたくなっちゃってる。
しかし、船が港に到着した時ティラノは貨物庫の中に閉じ込められていたにも関わらず、甲板や操縦席他全ての船員が食いちぎられてたってことは誰がやったの?
ってなんで誰も疑問に思わないのよ( ̄▽ ̄;)
子供は先に別のとこに収容されてたわけだし、ヴェロキラプトルとか積んでたわけじゃないだろ?
後半は「もし、恐竜が町にやってきたら?」というものだが、怪獣パニック映画と差がない。
T-レックスやヴェロキラプトル、ステゴサウルスなどもちろん恐竜も出ては来るのだが、今回は恐竜よりも人間たちの愚かさと傲慢さが主なストーリーになっているので、登場シーンは少なく感じたし、いや、この映画に求められているのはそっちじゃないだろうと。
雄大な自然の中でのびのびと闊歩し、古代のままの悠久の姿をいっぱいいっぱいみたいんだよ!!
コンプソグナトゥスは一見ちっちゃくて可愛らしいが、ARKでも序盤に出会う集団で襲われると非常にやばい肉食なんだよね♡
ジュラシック・パークのこの2と3は、シリーズの中でもちょっと期待外れ度が高かった気がする。