ブラック・ボックス 〜記憶の罠〜

マリオン・コティヤールぐらいしか知らないし、フランス映画でサスペンスものってどうよ?と思ったけど、意外と私のツボにはまる結構好物の部類だった。

海辺の道路を運転中、カーブを曲がったところで飛び出してきた自転車の少年を跳ね飛ばしてしまい、自分も大事故を起こして重体に。。というところから始まる。

ブラック・ボックス ~記憶の罠~

うわごとでずっと意味不明な短い文章の羅列をひたすら何度も何度も繰り返す。
効いてるこちらが何か刷り込まれていくような不気味な感覚。

すべてではないが、一部失った記憶。唐突によみがえる場面などつぎはぎだらけの記憶の断片がもどかしく、どれが真実でどれが妄想かひきずりまわされる。
人間の記憶というのがどれだけ信用できないものか、子供のころの思い出話を友人とかわしてみてわかることもあったり。。。

あまりに深いトラウマは深層心理に押し込められた結果、あんなにも変容して別の記憶にすり替わってしまうものなのか。

まあ終盤の結果がなんで?!というところはあるかもしれないけど、なんというか言葉の呪文がマザーグースのような感じで意味があるようなないような、一見ばからしいけど子供の脳裏では有り得るような、語感が楽しい。

ざっくりとらえると、「罪悪感」が柱になっている気がしました。

子供で何もできなかった自分、他の選択肢があっただろうにその行動をとってしまった大人。
また、家庭内で妻を裏切った夫など

罪悪感の重さに耐えきれず記憶を心の隅に押しやってしまった結果、より深いトラウマの傷となって苦しめ続けてきたことが明らかになる。

一般評価は低めのようですが、私は好きです。

ブラック・ボックス ~記憶の罠~ DTSスペシャル・エディション [DVD]

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