聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-

まず、次々登場する豪華なキャストに度肝を抜かれた。
誰が主役を張ってもおかしくないような、実力派俳優ばかり。それだけそれぞれの役柄に対しての期待値が高かったということか。
ちょちょっと挙げても、
役所広司 ,玉木宏 ,香川照之 ,柳葉敏郎 ,阿部寛 ,坂東三津五郎 ,吉田栄作 ,椎名桔平 ,袴田吉彦
原田美枝子, 瀬戸朝香 ,田中麗奈 ,伊武雅刀 ,宮本信子 ,柄本明、、、、、

しかし、1度流れ出した時代のうねりは個々の力ではどうにもならない。
確かな見通しもなく、がむしゃらに突き進んで行った先が見通せてる者が居たとしても、その声は多勢の中にかき消されて埋もれていく。
正しいことが通るとは言えない世知辛い世の中。

最初から見えていた泥沼に、自ら足を突っ込まなければならず、軌道修正しようと努力しても外部の要因で全て崩されていく虚しさ。どんなにか無念で悔しかっただろう。

目の前で、若い命、優秀な人材が犠牲になっていくのをただ見守ることしか出来ない無力さ。責任を背負うものとして、精神的にもどれだけ追い詰められたことだろう。
一人一人の人生、それぞれの家族、散っていった人たちが持っていたはずの夢や希望、、

現在アクションを起こした結果が招く、その先を冷静に見極めて判断が出来ない人たちを、この国の方針を決める最高権力に抱いてしまった悲劇。

しかし、その人たちが実権を握る壇上に上がることを認めたのは他ならぬ国民であるという責任。

勿論、不名誉な事実を隠蔽し、都合の良いことだけを盛って事実をねじ曲げた上層部やマスメディアの報道は道から外れたものだと思うが、踊らされて深く状況判断をしようという意思も持たなかった国民にも罪がないとは言えない。

悲しいことに人間は自分自身、あるいは非常に近い人々に危害が及ばない限り、対岸の火事で他人事のところはあるだろう。
人の命が奪われるということ。自分の親や兄弟が殺し殺されるということ。
昨日までの生活が失われるということ。
戦争とは何か。

大きすぎる犠牲を払って学んだことを、年月に埋もれさせて忘れてはならないだろう。
痛みを忘れて他人事になった時に、また同じ過ちを繰り返すかもしれないから。

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