スティーブ・ジョブズ

Biographical

(同題名で2013年公開のものと2016年公開のものがありますが、これは2013年の方です。)

言わずと知れたAppleの創設者で絶大な支持を得たカリスマ。ビル・ゲイツと並んでコンピューター界を牽引した巨頭だ。

2011年、スティーブ・ジョブズが没した時には衝撃を受けた。

私自身が最初に買ったパソコン(当時はマイコンと呼ばれてたw)がPower Macintosh 7100。
Quadraを買おうと思っていたが、高値のため二の足を踏んで数か月迷ってる間にPPCの発表があって発売まで待ったという経緯がある。
Windowsも導入初期で比較検討したが、初心者にもわかりやすいインターフェイスと使用目的であった画像処理系ソフトなどからMacを選択した。

実はこの時代ってちょうどスティーブ・ジョブズが外されていた不在の時代にあたるんだけどね(--;)だからかデザイン的にはIBMとかと変わり映えのない武骨な白い箱です。

それ以降、G3,iMac,G5と買い替え、ノートブックも間に2台ほどとマカーとして歩む。
一時期あまりに函がでかくなりすぎて、転々としていたアパートの部屋じゃ置く場所に困り一体型のiMac(ディスプレイに内蔵タイプ)にしたこともあったが、やはり拡張性のあるデスクトップに戻る。現在も主力はMacProになってます。

で、この映画はスティーブ・ジョブズの人生の中でApple立ち上げの直前から、どんどん会社が拡大して商業色が強くなり、経営的な戦略で創設者であるのに追い出され、空白の時を経て戻ってきて大改革をとげるまでの話が描かれています。

スティーブは確かにひらめきの天才であり、知識も技術もない一般人の望むものをよくつかんだ。
が、相棒のこれまた天才的な技術者スティーブ・ウォズニアック(ウォズ)が居なければ、すべてはなかっただろう。

最初は「夢」だった。
今までないもの、あったらいいなと思うものを自分たちの手で作り出す喜び、それが認められる楽しさ。
2人から始まり、数人の仲間でガレージで組み立てを始めた時代こそ、一番充実して楽しかったに違いない。

しかし、認められ成功しどんどん巨大化していくと、夢や理想も組織という名のもとに飲み込まれ、経営という重責の下に歯車が組まれて次第に身動きができなくなってくる。
これは大手メーカーと小さな町工場と言い換えても良いかもしれない。
自分で1から作った会社で理想を唱えて追い出される。。。。ちいさな同族会社なら考えられないことが起こってしまうのだ。

しかし、カリスマとか企業で大成功した人々というのは、どうも人格的には褒められない要素も多く、仲間の心を踏みにじったり非情なところがある人が多いようである。
大きなものを動かすにはきっとそういう人でないと務まらないのかもしれない。。。

でも細かい使い勝手やデザイン性など飽くなきチャレンジにこだわり続けた彼の姿勢は、やはりAppleブランドとしての真髄でありファンを魅了し続けたものであることは変わりない。

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