動物や水族館好きな人なら、やっぱり見に行っちゃうだろう「オーシャンズ」。
またゆっくり一人で見に行こうと思ってたんだけど、先日実家へ行った時に「見たいんだけど一人は嫌だから一緒に行こう!」と母にいわれ、珍しくなんの割引もない日にまともに行ってしまった。
高齢者はいつでも安いのでお得でいいよね!家族連れも推奨のようで、3月すぎまでは、子供も安い料金設定がされててうらやましいのう。
制作にかかった費用は「ディープブルー」や「アース」などの比ではないらしい。「アトランティス」も忘れられているようだけど。。。(ーー;)
まぁ、ネイチャードキュメンタリーの特に海に焦点を絞ったものです。
こういう大自然は大好きなんだけれど、どうもα波が出過ぎてしまうようで、つい意識が遠くへ飛びそうになる。
その威力たるや絶大で、はじまるまえの予告編はずっと普通に画面に釘付けなんだけれど、いざ本編が始まると「同時に」何故か目をつむりそうになる(笑
いや、決してつまらないわけではないんですが。。。
美しい大自然と、そこに生きる物たちの生態ということで、特にストーリーというほどのものはないのですが、心に残った映像と言えばそうだなあ。。
どこぞの水族館でも口をあけてぽかーんと見ていたような、イワシの群泳。まるで万華鏡のように一瞬で全体の形がぞわわ~~っと変化していくんですよね。巨大なひとつの生命体のようです。
地味だけど、シャコとカニの真剣勝負。ほんと地味~なんだけど、ちょっとおかしいなかにも緊張感満点。最後のキックは効いた!
ウミガメの子供たちが孵化する瞬間もすごい。次から次へと同じ場所からわしゃわしゃわしゃ。。。
あら、かわいい♪などと眺めていると直後に厳しい生態系の摂理に呆然とします。
セイウチの母親が、牙で子供を傷つけないように、そっと抱き込んで呼吸ができるように抱える姿も暖かいものを感じます。
美しいだけではなく、残酷なシーンも敢えてふんだんに盛り込まれており、シャチやサメが動物たちに襲いかかる場面も、超高速カメラでしっかり捉えています。これはかなり怖い。補職される瞬間の動物たちの姿も非常に。。。
また、フカヒレなど体の一部が必要なために乱獲する様子や捕鯨なども非常に痛々しい描写で、こうした漁に対する、制作側の強い反発のようなものも感じられます。
ザトウクジラ、シロナガスクジラ、マッコウクジラ、ジンベイザメ、ホホジロザメ、ハンマーヘッドシャーク、シャチ、イッカク、マンボウ、バンドウイルカにシロイルカ、アシカ、セイウチ、オタリア、ホッキョクグマ、ペンギンなど哺乳類や鳥類も含めた海洋棲息生物の映像がたくさん。
南アフリカなどを見ればドイカー島を思い出し、シャチやクジラやイルカなどを見れば知床に思いを馳せ。。。あー流氷クルーズいきたいなっ!
西伊豆あたりのダイビングで見られるような魚も結構いました。チンアナゴとかかわいーんだよな~~。
近年では「アース」がかなり「エコ」色が強い作りに成ってましたが、こちらは生態系の相互関係の方を主体にした教育的な面が強い感じだと思います。