正直この題名では、なんの話だかよくわからないと思うのだけれど。。。
最近見た映画の中でもかなりのおすすめです!
「9・11事件」2001年9月11日、ハイジャックされたジェット機が、ニューヨークにある世界貿易センタービルに乗客を乗せたまま激突したあの事件を覚えてますか?
炎上して上部から崩壊していくあの超高層ビルの映像はニュースでも繰り返し流れましたが、まるで映画の一場面のようで、あまりのことに逆に現実味が感じられないほどのことでした。
この映画は、事件を再現するすごいCGでダイナミックな映像を見せるとか、パニックを強調した映画ではありません。
犠牲になった方々には、愛する妻や、子どもや、親や、友達や、恋人や、、それぞれが大事に思う人達もいて、突然理不尽に奪われて残った方々の持って行きようのない思いも渦巻いていたことでしょう。
何気ない普通の生活が続くと思っていた。頭では理解しても失ってしまったものを受け入れられない現実。
「犠牲者◯人」という数字だけでは見えてこない、それぞれにあったはずの人生。。。
日本でもまもなく1年たちますが、まだ生々しく記憶に刻まれている3/11の大災害。
人為的と自然災害と状況は異なりますが、人々の想いは通じるものがあると思う。だからこそ、今だからこそ、余計に精神的にぐぐっときました。
言葉にはなってなくても、ちょっとした仕草にも泣けてしょうがない。
主役はこの事件で最愛の父親を失った少年ですが、彼が出会う人々にもそれぞれのドラマがあって、全体的にかなり深い話になっている。胸を抉るようなきつい言葉も飛び出して直球で刺さって痛い。
ものすごく重い話でありながら。。。どこかかぎりなく優しい。
心理描写が素晴らしく、きっと何か感じて受け取るものがあるでしょう。
見る時はハンカチを準備しましょう!