「ラストシーン予測的中率0%の震撼サスペンス・アクション!!」という文句に惹かれて観たが、ん?これはサスペンスというよりホラー映画だったか??
大規模な火災で営業不能となったデパート跡地。
保険会社との折衝が5年経っても上手くいかず、取り敢えず建物管理のために警備員に定期的に見回りをさせている。
不幸な事故?で同僚を射殺してしまい、警官を辞めた男が新任としてこの仕事に就いた。
廃墟同然の建物だが、大きな鏡だけはピカピカに磨きあげられており、鏡をめぐって怪異が引き起こされていく。
起こっている現象は明らかにホラーなんだけど、途中は確かに謎解きミステリーでもある。
でも最後はただのホラー系アクション。。。
てか、この世ならぬものに銃弾や直接攻撃って効果ありなん??
ただの銀とガラスを張り合わせたもの。
なのに人は何故昔から鏡というものにこれ程固執するのだろう。
鏡の国のアリス、白雪姫の魔女の鏡、合わせ鏡の怪異、祭祀の道具としての鏡、他にも色々あるが、個人的には江戸川乱歩の『鏡地獄』の話が結構衝撃を受けた。
しかし鏡となりうるものはいたる所に存在している。
窓ガラス、水槽、消したTV、金属のバケツやプレート、黒光りするプラスチック、池や水たまりに映る水鏡。覗き込んだ瞳の中にも。
そういやハサミ、ナイフ、フォークなど凶器になりうるものはだいたい姿も映るんだよねヾ( •́д•̀ ;)ノぁゎゎ
発想はおもしろいと思うんだけど、結局なんであんなことになったのか、あれは何で何がしたかったのか、なぜあの子に固執したのかとか全然見えてこないので、ストーリーはあるんだけど中身が微妙。
「ラストシーン予測的中率0%」が売りであったが、ぶっちゃけある程度の段階で最後どうなるのか予測できた人は結構いたんじゃないかな。
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