まず、データの交換手段がフロッピーであることに時代を感じた。そして、馬鹿でかい携帯電話(笑)
当時としては最先端だったんだよなぁ。
まだ、ここまでインターネットが発達するとは、世間一般的には思ってもなかったと思う。
本作は黎明期のインターネットを主題にしたサスペンスだ。
友人が送ってきた1枚のフロッピーディスクから、巨大な陰謀に巻き込まれていく。。。
直接殺されるのも嫌だが、生きたまま、存在をかき消されて見知らぬ他人にされてしまうのはもっと怖い。
しかし、ネットでここまで本当にできるものなのか?コンピュータが関わる=ネットという強引なこじつけもあるような、、、
病院や警察など、コンピュータで「しか」管理していないとしたら?
あの病院の対応は、明らかなる医療事故による人為的な落命。
何で入院させたかさえ、担当医でさえ覚えておらず、お互いの確認もなく薬投与で殺したとなると??
人間の言うことは信用ならないが、
コンピュータは100パーセント間違いがないと?
そのコンピュータも、プログラムも、間違いがありえる人間が作ったものだと言うのに。
人がちゃんと人と向かい合おうとしなくなる、いわば顔のない情報だけの世界というのが誕生したら、それがもっとも本当に恐ろしいことだと言ってるような気がする。
ある人間のアイデンティティはどこに存在しているのか。。。
いよいよマイナンバー制もはじまる。
もちろんセキュリティは万全だというだろうが、隅々まで100%なんてものがあると言い切れないだろう。気を緩めるのは危険なことだと思う。
確かに現在なら、それこそcloudなどの発展でさまざまな場所から、情報にアクセスしやすくはなってる。