レイトショーにて「MW-ムウ-」見て来ました。
だいたい映画館での予告編を見て、次に見る映画を決めることが多いのですが、これも少し前に予告を見て、見に行こうかどうしようかと迷っていた作品。
結局友人の「玉木宏」のシャワーシーンが見所というおすすめと(笑)
蛭子さんのブログで★4つのとてもおもしろいよの評価をいただいていたのに後押しされて。
冒頭はかなり悲惨。倒れてるみなさま名演技です。
古くさい感じにフィルターかかって、スローモーションなどをふんだんに取り入れて生々しさを表現しています。
シャワーシーンは。。。。まあ別にいいのですが(^^;)
ここから最初の犯罪のシーンまでがえらく力が入ってる気がしました。
海外でのカーチェイスや雑踏の中での追跡劇は、ハリウッドを意識したような迫力です。
玉木宏 さんの常人離れした頭の回転の早さと目つきの鋭さがイカシテます。
玉木さんというと、甘いマスクでとろけそうな笑顔という印象で、個人的には美形やさ男にあまり興味がなかったんですが。。
よくみたら、えらい骨格してますな!
頭蓋骨を見てみたくなるようなガッタガタのごっつい骨格の人は結構好き(爆)
ああいう鋭い冷酷な目つきもできるんですねえ。あ、ちなみに目に力があるのがこれまた好きなんで、目と骨ばかり見てたかも。
とにかく「鹿男」のイメージ払拭です!
しかし、見事なまでに冷酷です。救いの余地などどこにもない。
友情も愛情もどこにもない。
感情を失った人間というのはもはや人間に見えませんな。怖いです。
しょっぱなの方から犯人の目星をつけて、ひたすら追いかける刑事役の石橋凌さんが、これまた非常にいい味を出しています。
昔に比べるとお肉もだいぶついてきたようですが、それがまた貫禄になってるかな?
本作では、子どもの頃のトラウマを共に背負った賀来神父(山田孝之さん)が、ひたすら善良な人として描かれています。このへんが逆に彼の個性を薄めてしまったようで惜しい。
原作を読むと、イメージがちょっと変わるかもしれませんね。
前半の勢いから比べると後半ちょいとすぼんでいく感じもするのですが、まずまずおもしろかったです。
命がけの手帳と、島で起こった派手な事件はどうなった(ーー;)
なんだか題名がSF漫画チックだなあと思っていたんですが、冒頭ででで~~~んと
「手塚治虫80周年」
の文字が踊る。ああ、そうなんだ、元は手塚さんの漫画なんだね。
えー、しかも、実際の内容的にはどうやら原作の方がかなりえぐい模様(^^;)。映画の方がソフトにできてるかも。