超高速!参勤交代

Comedy

まずは土橋章宏さんの脚本ありきで小説、映画化された作品。

1735年の磐城国にあった「湯長谷藩」という実在のマイナーな小藩が主役になっている珍しい作品。
藩主の内藤 政醇も実在する4代目で、忠孝・倹約・扶助を旨とする藩法を定めた質実堅固な人物だったらしい。

発想、構想的にはなかなか興味深くおもしろそうな素地を備えていた。
ただ、思っていたよりもコメディタッチで軽く、歴史ものとして見るには「ん??」と思うようなところも多々あって個人的にはなんかもったいない感があった。

話の流れ的にもやや無理があるというか、、、無理難題な参勤交代のことではなく、それに関わる人間の動きとか、どうしてそういうことになるのかという背景などが浅くて伝わらない。

水戸黄門的なノリを持つドタバタ喜劇だと思えば、大衆演芸的に笑えたし、それぞれのキャラがおもしろいところはあった。

すっきり勧善懲悪、人柄が良い人は必ずなんとかなる。色男は危機には立たされるが死なない。日本人が好きな系統ですよね(笑)

日本人らしいんだけど、なんだか「外国人がいかにも好みそうな日本の忍者、侍魂の映画」という印象の方が強かった。

超高速! 参勤交代 [DVD]

タイトルとURLをコピーしました