あの「ジュラシック・パーク」と同じ原作者のジョン・マイケル・クライトンの作品で、スピルバーグやジョージ・ルーカス、ロバート・ゼメキス、ナイト・シャマラン、デヴィッド・フィンチャー、クリント・イーストウッドなどと組んで数々の話題作を製作して来たというフランク・マーシャルの監督作というので非常にそそられた。
幻のダイヤの鉱脈を探して、レーザー産業のトラヴィコム社がアフリカ、コンゴのジャングルに探索隊を送った。
しかし、衛星通信でダイヤモンドを発見したと伝えた後に通信が絶え、その後自動操縦で動かしたカメラに映ったものは無数の探検隊たちの死体と猛スピードで動く獣の影だった。。。
一方、手話的な動作を言語に変換する発明により、あるメスのゴリラに会話を教えた動物学者が、故郷のジャングルに里帰りさせようとしていた。
そこへ慈善事業者をなのるあやしげな男が現れ、この一行にトラヴィコム社は消息不明となった隊員たちの行方とダイヤモンドの真実をさぐるためにある女性社員を潜り込ませる。
さあ、ここからジャングル探検のはじまりだ!!
なんだけど、全体的にどこか映像が古臭いので、実はもっとかなり古い映画なんだと思ってしまったほどです(^^;)
メインのしゃべれるゴリラのエイミーちゃん。いかにも不自然さが拭えなくてぬいぐるみっぽいんだよな。
噴火の様子も自然なCGじゃなくいかにも合成っぽさが出ていたり、遺跡がアフリカなのにまるでカンボジアのアンコール・トムだし、内部の象形文字はエジプトだよな。。まあエジプトやローマ風ならまだ地理的にわかるんですけどね。
もうちょっと独創性を持ってもよかったと思う!!
ただ、激しい内紛で国土が荒れたのは事実だし、ヴィルンガに火山があってこの映画が作られた頃に噴火があった。
マウンテンゴリラとカバの貴重な生息域であるのも本当。
ところどころ極端に表現してるようなところも見られ、抗議とかこなかったかな?などと思うとこもあれど、アフリカの雄大な自然を映し出したところはやはり力強さと美しさを感じさせてよかった。
現実がほどよく混ざってるところが良いんだろうね。
ただ、言語を覚えてわざわざ現地まで会話装置をつけていったエイミー。
学者との深い絆と愛情は十分伝わったが、その装置が現地のゴリラたちに何かしら影響を及ぼして人間たちとの交流でもあるのかと思っていたんだけど、、、、、(それじゃ猿の惑星っぽくなっちゃうのか?w)
うーん、結局のところ娯楽作品という位置付けかな。