航海中の超豪華客船が津波に飲み込まれて転覆、さぁどうする!。。というようなパニック映画ですな。
ハラハラドキドキというか、、、胃に悪い。
もちろんCGを駆使した画面も緊張感はあって迫力はあるのですが、それ以上に人々の行動が見ていて非常にいらいらするというか、ムカツクというか、、、、で、胃に悪い。(ーー;)
生死の狭間にたったとき、果たして人はどういう心境でどういう動きをするのか?
じっと観念して静かに時を迎えようとする人、とにかくなんとかして生きようとあがく人、現実から目をそらそうとする人、ひたすらパニックに陥る人、自分だったら?
一番大変なのは、「パニックになった人を連れて歩く人」ではないか。
それは確かにそういう時心細いだろうし、一人でも多くの人がそばにいる方が人間は安心するものだろうけど、取り乱して騒ぎまくり、一緒に行動しながら勝手な行動をとって全然言う事をきかない人は、他人の足をも引っ張る。
助かるはずの人まで巻き添えにする恐れがあるのだから怖いものである。
もうね、見てて「勝手にしろ!」ってほっぽり出しちゃえってくらいイライラした。でもね、その反面多分そこに居たら迷惑だと思いつつ、やっぱり見捨てることはできないんだろうなぁと。
内容は結構悲惨だし、見ていて妙に疲れるんだけど目が離せないのだからおもしろいのだろうw。
生きる為には情けを振り切らねばならない結構痛い場面もあります。
人間のしがらみと、愛と勇気と、エゴといった極限状態の心理状況はよく描けていると思います。
ただ、最後がちょっと、、、うーん、もうちょっとなんとかならないかなぁと。
途中までの必死さが拍子抜けしてしまったような気も。
実はこれ、1972年に公開された「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイク版ということで、確か昔こちらも見たような気が。
今度また「ポセイドン・アドベンチャー」の方も見比べてみようかなぁ、。