ジョーズ

Disaster/Animal disaster

デーデン。。。デーデン。。。デンデンデンデン、、、パラララーララ、、というあのテーマと迫り来る背鰭が印象に強い、アニマルパニック映画の代表的な作品であるが、半分はそのサメ捕獲のための作戦と格闘なのだな。

アメリカの東海岸にある静かで平和なビーチリゾートで、ある日サメに襲われたと思しき遺体が打ち上げられた。
警察は海岸を遊泳禁止にしようとするが、市長や町の有力者たちはこれから本格的にやってくるオンシーズンに、観光客の激減を憂慮して反対する。

しかし、結局また犠牲者を増やすこととなり、それがきっかけで騒ぎは広がり隠し通せなくなるが、利権の問題でなかなか閉鎖には踏み切らず、大勢の観光客が押し寄せたところでまたもや被害を生み出してしまう。

、、、人間って愚かだね(–;)
何人も死人が出て、まして目の前で襲われた方がトラウマが強く植え付けられ、風評被害が広まり、翌年以降も危険地帯として人が寄り付かなくなりそうなもんだが、目先の利益に囚われてしまう。

子供の頃は海がトラウマになる恐怖しかなかったが、これもスティーヴン・スピルバーグ監督作品なので、実はもっとテーマが深くヒューマンドラマ的なのが分からなかっただけでは無いのか?

と、思って見たが、やはりほぼ純粋にアニマルパニック系であった(笑)
しかし、ヒット作となったにも関わらずその後はこういう系は撮ってないよね。
音楽担当のジョン・ウィリアムズとはその後も何度も組んでるけど。

1975年作品なので、今のようにCGも発達しておらず、サメの全身が映る場面ではちょっと偽物っぽさもあるのだけれど、なんせ話が現実にありそうなもんだから純粋に後々まで「もしかしてこの海にも。。。」という恐怖が消えないという名作。

ちなみにアメリカの小説家ピーター・ベンチリーの同題の小説を原作とし、TVレポーターとして本人がこっそり出演もしている(笑)
脚本にあたってはスピルバーグと一悶着もあったそうな。

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