周囲でもこの映画のファンが何人かいて、スティーブン・キング原作なこともあり「見たいものリスト」に入ってた作品。
まあとにかくまたモーガン・フリーマンの存在感が半端ない作品です!
エリート銀行員アンディ(ティム・ロビンス)の妻が、愛人宅でチチクリあってるところを射殺された。
離婚を迫られ逆上していた夫が即刻連行され、有罪判決を言い渡されてかなり劣悪な刑務所にぶち込まれる。
。。。。ぶっちゃけ確固とした証拠品や目撃者はなく状況証拠だけなんだよね(ーー;)
本人無罪訴えてるのに控訴も再審もなく終身刑確定されちゃうのが信じられないけど、昔は日本でも冤罪問題はあったようだし、杜撰な判決というのもあったのかもしれない。
裁くのは法定だが、一度刑務所に入れられてしまえば重罪だろうが軽罪だろうが、悪人だろうと無実だろうと関係ない。そこに居るのは罪人というシンプルな認識。
刑務所内の無秩序治外法権な生活。
暴力、買収、看守側の専横がまかり通る環境。
希望や夢など持てず、ただ飼いならされた家畜のごとく、絶望と慣れ親しみながら日を送るだけの刑務所のなかで、ひょうひょうとしているアンディに興味を持ち始める人々。
特に終身刑を言い渡され何十年もの間仮釈放さえ許されない便利屋のレッド(モーガン・フリーマン)が彼の人柄に反応して不思議な絆が結ばれる。
エリートの経験と頭脳を生かし、暴力ではなく知能で挑んで利用されてるようでありながら、逆に利用している賢い奴。
粘り強さで環境をだんだん改善して他の囚人にも生きがいを与えていく。
有能であるがために逆に陰謀に巻き込まれてさらなる地獄に追い込まれるはめに。。
刑務所内での苦悩、逆に人生のほとんどをここで過ごしたことによる「外」の生活に対する恐怖。
ストーリー自体はシンプルでわかりやすく、手口もそう目新しいものではないが最後はいい感じ。
伏線はあったが途中で自ら打ち消して、途中全然匂わせずに最後にやっぱりそう来たのか!という流れが新鮮に感じた。
あのズボンの裾から。。。て、どこかで見たな。古い映画で見たような。。。