あの史上最強の犯罪ドリームチーム「オーシャンズ」シリーズの女バージョン。
ってことで、やはり豪華な配役で固めてゴージャスなチームに仕上げている。
個人的にはヘレナ・ボナム=カーターがお気に入り。
この人ってどうも個性が強いハリウッドの戸川純的な役割が多いからw
オーシャンズ13の後、リーダーのダニー・オーシャンは死亡したことになっており、妹のデビー(サンドラ・ブロック)は服役の末に刑務所から出所するところであった。
「犯罪一家の一員と思われるのも不満だし、これからは地味な生活で普通の人生を送るのだ」と言って出てきた舌の根も乾かぬうちに、手慣れた様子で服から化粧品から高価なものをじゃんじゃん盗み取っていく(--;)
話の流れも、会話も、狙うものもいかにも女っぽいバージョンとなっている。
犯罪から手を洗うどころか服務中にじっくりと、ニューヨーク市メトロポリタン美術館でのファッションの祭典で地下深くの金庫にしまいこんで人目にさらすことのなかったカルティエの豪華なダイヤの首飾りを盗み取る計画を練り上げていたことを、相棒のルー(ケイト・ブランシェット)に告げる。
さあ、宝石強奪作戦スタートだ!
まずは宝石を持ち出すのに利用するのは、プライドの高いダフネ(アン・ハサウェイ)
彼女を巻き込むために、落ち目のファッションデザイナーのローズ(ヘレナ・ボナム=カーター)
子持ちで安定した生活を欲していた昔なじみのディーラーのタミー(サラ・ポールソン)
ジュエリー職人のアミータ(ミンディ・カリング)
腕の良いアジア系のスリ師コンスタンス(オークワフィナ)
天才的なハッカーのナインボール(リアーナ)
おしゃれに、クールに、ゴージャスに色っぽくというオーシャンズシリーズとしてのツボは押さえてある感じ。
まあ特に複雑なミステリーとか、ミッション:インポッシブルのようなアクションとか重厚なヒューマンドラマとかはなく、内容的にはポップで軽い仕上がりなので、多分内容はすぐに忘れてしまいそうだけど(^^;)
目の保養ということで肩がこらずにライトにみられるエンターテイメント作品としてありなんだろうと思う。
また、オーシャンズの過去作品をオマージュしたような場面や、パーティー会場他ではカメオ出演でこれまた有名人たちがちょい役として登場してるのでそういうのを探す楽しみもあり。