人々が襲われていく動物パニック系の映画です。
夏のカリフォルニアの沿岸。
夏の陽射しを楽しむ親子の元へ、何かが近づきつつあった。
たまたま通りかかった友人とお喋りをしている間に、乳母車ごと赤ん坊の姿が消えた。
何だかジョーズを思わせるような接近(||゚Д゚)ヒィィィ!
ここから海辺で過ごす人々が次々と姿を消していく。
その後姿を消した人々の無惨な死体が打ち上げられる。そしてこの怪奇事件に興味を持った新聞記者がやってきた。
この新聞記者のネッド・ターナー演じるジョン・ヒューストンが渋い(•̀ω•́ )✧
海底トンネルを建設中のトロージャン社の小型潜水機を使って、依頼を受けた海洋学者のウィル・グリーソンの部下2人が潜水調査に向かったが、岩陰から出てきた巨大なタコに襲われた!(ネタバレ早いな)
トンネル工事に支障が出ることを懸念して、事件を秘匿したいトロージャン社と、真実を突き止めたい新聞記者。
トロージャン社のホワイトヘッド社長役のヘンリー・フォンダ、ネッドの妹ティリー役のシェリー・ウィンタースも往年の名優ですよね。
水底に突き刺さるように逆立ちするマグロの林の映像がなんとも奇妙で面白い。
ハラハラドキドキを誘っているのだろう音楽も、なんとも昭和を感じさせて午後のサスペンスドラマっぽくうっかり笑えてしまう。
全体的に歌とか入ってないのは良いけれど音楽は妙に派手で映像が負けてる感じがする。そして全体的になんかパニックというより刑事もので犯人を追い詰める場面の音楽みたいでどこかチグハグな感じが。
え、海に逆立ちの死体の両足?これは犬神家かぁっ〜!!!Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ
ジョーズのように浜辺を閉鎖とかにせず、世間には異常を隠しているため被害は次々にでる。オマケに少年たちのボートレースまで開催されてしまうのだァ。
はい、当然大被害の惨状となるわけですな。大惨事なのに映像的にはとても静か。
てか、子供だけのレースで海上に併走の見張りはついてなかったのかい?(-ω-;)アレ?
ラストの展開は本来社会的には許されそうもない作戦で、今までの話の流れからすると警察他のみなさん何をやっていたのだ?という所と、まるでガメラとかのような雰囲気の戦闘シーンへと。
CGとか発達していない時代だからしょうがないとこもあるが、特撮系はアナログながらそれなりに発達してた時代。カメラの切り替えで誤魔化そうとはしてるが、明らかに海の色や光の加減が違いすぎて同じ場面にはなってないよ。(。-_-。)
うーん、なかなか良い配役なのだが、見事なB級っぷりに仕上がってます!