派手な音楽と真っ赤なオープンカーと共に始まるガチャガチャ感に、あ、これはうっかりあまり好きじゃない系統のやつ選んじやったかな?という予感がした
んが、チャラチャラムードから一転して、荒涼とした森の中へと場面は一転する。
氷点下となる厳しい状況の中で、それぞれに車が故障して止む無く小さな山小屋に避難してきた男女。
風呂トイレはもちろん、電話も無線も使えない遭難状態だ。
さらに先程のイカレ女が何故か合流し、、、
何気ない会話の中で、それぞれが辿ってきた道と目的地を結ぶ現在地の認識が異なることに気がつく。
3人とも実際には遠く離れた地にそれぞれいたはずで、同じ地点を通ることなどありえない。
さらによく分からない謎の悪夢、白昼夢がフラッシュバックのように襲いかかる。
一体ここはどこなのか?現実に存在する場所なのか?
次々に明らかになっていく真実と、それぞれの人生に抱える鬱屈と結末。
ストーリー的には現在ではさほど珍しい部類に入らないかもしれないが、緊迫感のあるストーリー展開でなかなか見応えのある仕上がりでした。
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