魔法使いと闇を支配する魔女との戦い。
それに魔法使いの弟子と魔女の娘との禁断のロマンスを絡めた、チャキチャキのファンタジー。
話の流れ自体は取り立てて凄く引き付けられるという程ではないのだけれど、こういうMEDIEVALものはなんか惹き付けられるし、魔法使いの部屋などが見れたのは良い。
CG的にはハムナプトラとかに似た感じの作りなので、よく出来てはいるのだが「いかにも」なCG感が溢れている(笑)
老いたミニトロルかオークみたいな相棒は可愛かった。ああいう系にしては人間サイズでちんまりとしてたからだろうな。
それと、繰り返されたのは、母の愛は何にも勝ると。
いかにも続きも出来そうな終わり方であるが、うーん、それほどまた見たいというほどでもなかったかな。
それに、、、
ガンダルフっぽいマスター・グレゴリーは魔法使いのはずだよね?
そういや魔法らしい魔法って使ってないんじゃないか?
銀とか塩とか、油で燃やすとか、錬金術的な薬品の知識がある、ちょっと戦士的な強さの老人と言ったところか。
喧嘩は超人的な強さの敏速さと破壊力を持ってるがw
魔女軍団の方はドラゴンや獣や怪物に変身するというバビル二世のロデムのような能力があるようだが、魔法使いの方は普通に力づくの羽交い締めや、殴り合いや、剣をぶっ刺すなどアナログな戦闘。
ファンタジーに徹するならやはりここは火炎を降らせたり、光の玉で吹っ飛ばすところだろう(笑)
あくまで人間として戦うのであれば、魔法使いという設定は無理になくてもよかったんじゃないかとか、、、
ところで、7番目の息子とはどんな意味が込められているのだろうか?
日本人にはラッキーセブンくらいであまり馴染みがないと思うが、西洋のキリスト教圏では7は神秘的な数字として認識されているらしい。
「ヨハネの黙示録」の終末を描く予言には、7つの封印、7人の天使と7回吹き鳴らされるラッパ、7つの災いと777ずくめ。
七つの美徳に七つの大罪、旧約聖書における天地の創造は7日で完了する。
数秘術では叡智やスピリチュアルな力を表すともいう。
そういう思想からか、「7番目の息子」は吸血鬼になる、あるいは超能力的な特別な力(昔でいえば魔力?)を持つという伝承があるそうで、「7番目の息子の子供で、その7番目の息子」とくればその力はさらに増強されて人間離れした何かになるんじゃないかという。。(アイルランド伝承ではヒーラー(治癒能力者)としての才能、アメリカ伝承では狼男の素質があるともいう。)
「Seventh Son of a Seventh Son」という言葉を調べると、アイアン ・ メイデンのアルバムがよく引っかかりますw
てか、この映画実は日本では結局公開されてないんやん!
フランス、アメリカで公開して、、、、、全世界配給前にぽしゃったのか(ーー;)