2本目は「抱擁のかけら」
オードリー・ヘプバーン??と見まごうようなポスターと、なにやらおしゃれな雰囲気に惹かれてみてみたのだが、これがかなりおもしろかった!名作です 😀
ただし、「PG12」指定ということで、一応お子様でも見られるのですが。。
のっけから、いきなり上半身ぽろりの激しいからみシーンからはじまり、途中途中でも「危険な情事」を思い起こさせるような欲望噴出場面ポロポロ、隠語はポロポロと飛び交うといった内容なので、カップルや親子連れにはちょいと気まずいかも(ーー;)PG12でほんとオーケー?
決して裕福ではない家庭に、男を狂わせる美貌に生まれついてしまった彼女に引き寄せられる男たち。
それを武器に自分の夢を実現させようとする女。
父親に深いコンプレックスと恐怖を抱きながら育ってきた若者。
そんな男を影でずっと支え続ける女性。
もつれあうそれぞれの運命と愛憎の深さ、どろどろした内面を描く大人向けのラブストーリー。
しかし、権力者の異常な執念に捉えられると本当に怖いですな。(ーー;)敵にまわしちゃいけない。
金とコネを思うままに使って、人権侵害でも買収行為でも違法行為でもやりたい放題だよ。
愛するが故に、相手のすべてを知りたい。完全に自分のものにしたい。
それもひとつの愛の形なのかもしれないけれど、厳しい拘束、監視で相手を追いつめれば結果は見えて来る。粘着質で陰湿で。。。いやぁ怖いっ!
それぞれが裏と表の面をもち、表面には出せない、言えないことがある。本音と建前の顔がある。
なかなか見応えのある映画でした。
ちなみに泣き所は、事件後に盲目となって浜辺に立つ主人公に向かって「ハリーケイン!」と呼びかけ、その名前に反応するところでした。
ほんとただそれだけのカットなんですが、たった一言の応対の中に互いの複雑な感情が伺い知れて、ぐっと胸に迫ってくるものがある。
場面に現れないところにも、深いラブストーリーがありますな。