バリ島紀行3 (ジャカルタ・ボロブドゥール寺院)

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4日目は世界遺産のボロブドゥール寺院ツアーへ。
実はここバリ島じゃなくっておとなりのジョグジャカルタなんですよね。

飛行機で移動して一日ジョグジャカルタ各地をまわってくるツアーなんだけど、飛行機の都合と滞在時間の都合によりめちゃ早朝出発で夜遅く帰り。

朝4:50分頃におむかえがくるので4時には起きてないと(唯一一緒になったカップルさんは3時台に起きたとか。。)迎えにくるHISの現地ガイドさんもたいへんだけどね。

当然ホテルのレストランもあいてなくてモーニングが食べれないから、朝食お弁当セットを作ってもらい、持参で空港の待合室で食べる。と。

これがまたでかいケーキの箱みたいのにはいってて、ジュースやら水やらフルーツやらパンやらで重い。下から捧げ持つ感じで空港に。

しかも手続き先にしなくちゃならないから、お弁当箱抱えて荷物検査やらチェックインやら、当然あの手荷物検査のベルトコンベアにものせて通します(爆)なかなかまぬけでおもしろかった。

最初はこれまた世界遺産である「プランバナン遺跡」。
9〜10世紀に立てられた古いヒンドゥー教の寺院で、中央の一番大きなシヴァ神の塔には回廊にラーマーヤナ物語が彫ってある。

ガイドさんが驚くほど情熱的に細かく物語りの彫刻を説明しながらまわりました。

日本の城の再現のようにインチキくさくセメントで固めたり、エレベーターつけちゃったりすることはなく、丹念に石と石とがかみ合うよう彫り込まれたところに載せていくという気の長い作業です。

宮大工さんの巧みの技に似てますな。現在もまだ修復作業は続いています。

遠くからみるとやわらかい三角の塔が立ち並んでいてとても幻想的。

形てきにはボロブドゥールよりも美しいんじゃないかな。大小さまざまな塔があって、大きなものは奥まで入れてなかにはヒンドゥー教の神像があります。

ここで遠足らしい子供達の集団に出会ったんだけど、ものすごくひとなつっこいというか、珍しい生き物を見つけたというような態度で一斉に話しかけ、よってきました。

早口でなんかいってるんだけど、インドネシア語なのでわからず(ーー;)、よくわからないがなんか聞いてるようなんで、とりあえずにわかおぼえの「じゃらんじゃらん(散歩だよん)♪」と言うと、子供達がわっと湧きました。しまった、わけわからないのによけい盛り上がらせてしまった。。。

とにかくなんとかコミュニケーションをとりたいようで、つたない英語もどきを話す子もいて、「ポト」「テイク、ア、ポト」「ピクチャ」というのが聞き取れたので、ようやく「ああ、写真とって欲しいのか」とわかった。

そこでカメラをかまえると、なんと!遠くにいた子供達まで走ってきて、まるで小学生の引率状態に(ーー;)

ガイドさんによると、田舎の子供達は滅多に異国の人に会えないからものすごくめずらしくてとにかく記念撮影したいらしい。

とはいえ、これうちのカメラだから写真とってもあなたたちはみれないんだけども。。。よくわからないがそれでもいいらしい。

ちなみにカメラをもってる子はわたしらをパシャパシャ撮影しまくってました。た、、ただの一般人ですが??

何枚か一緒に撮影して、もういいかな〜っと勘弁してもらうと、子供らは次の目標を発見して(一緒だったカップルさん)、めがけて走りより、また写真をねだってました。

さて、ここの王族さんは商売熱心のようで、親族のみなさまはあちこちで王宮ショップを開いてます。
王族だからインチキはしない、品のいいものを工場直結直売ということでバティック工場兼バティック屋と銀細工工場兼銀細工屋に立ち寄りました。

我が国の天皇家も立ち寄って特注もあったらしく、いまでも「美智子様ブローチ」なるものがおすすめ商品となってました。
工場といえどもすべて手作業で職人芸のものばかり。こんなの日本だったらものすごい高いんだろうなぁ。
品質保証でお値段もそんなに高くはないのでおみやげにはいいかも。

バティック屋で現地の人がかぶるような可愛い帽子を購入。
そのまま王宮見学に行こうとしたら、ガイドさんに「その帽子はだめだ。ここでは脱いで」といわれた。

ああ、神聖な場所だから帽子はだめなんだと納得してはいるが、中では似たような帽子をかぶった人がいっぱい。。。??

実は帽子には2種類あって、この王族の支配下の帽子と別の王様の都市「ソロ」の様式のものと2種類あるんですって。

前がターバンみたいで後ろが垂れ下がった鼻みたいのがここの様式で、すっきりしててこの鼻もないのがソロの。
んで、私のは敵対都市(?)の様式だからまずいってわけで。。

ん?
これここの王族の経営するお店で購入したんですが!

よくわからんが、それ以前に街の人々や王宮の絵画等をみて帽子をかぶっているのが男のみであることにも気づいた。女のひとはスカーフみたいの巻いて顔半分隠すのよね。

買うときにそういう大事なことは教えてくださいよ(ーー;)

そして高級ホテルのアマンジオでランチ。ここのレストランからは眼下にボロブドゥール寺院が見下ろせます。

ホテルの作りも上品で白い石柱と優雅な曲線を描く建物がゴージャス。ついでにのぞいたホテルのおみやげ屋の値段もゴージャス。。

で、お料理のほうは。。。んー。
私の食べたバリ料理盛り合わせはまずまず日本人にも合う味でしたが、相方の肉料理が焼き鳥のレバーのてんこもりみたいでイマイチ。。最後にでたケーキがでかかったけどおいしかったな。うん、デザートがいちばんおいしかったw。

そしていよいよボロブドゥール寺院へ。こちらはプランバナンとは違って仏教の遺跡ですが同じようにいっこいっこ石を積み上げて修復作業が続いています。

基本は大きな方形で、階層ごとにレリーフが浮き彫りにされていたり、石窟や塀の上に多数の仏像が鎮座してます。

2段目には釈迦誕生まえからの一生が物語になっていて、ぐるっとまわって読み解く感じになってます。

ガイドさんが「あこがれのボロブドゥールですよ」を連発し、「これが有名な逆さのマヤ夫人の像です、ハイ写真」「これが有名な結婚式の像ですハイ写真」「このポイント写真ね。ハイカメラ」と半ば強制的に写真ポイントをきめられながらすすむ。

最上段には無数のストゥーパ(本来は仏舎利をおさめた塔)があって、骨のかわりにそのいっ塔ずつに仏像がおさめられている。

そのうちの一塔、階段近くのストゥーパのなかにある像に、女は右手で像の右足の裏をなでながら、男は右手で像の右腕をなでながら願い事をするとかなうといわれています。

どちらも思い切りうでをのばしてぎりぎりぐらいの位置なのでみんなツリそうな状態でズボっと腕をツっこんでました。

また、一番上の大きなストゥーパのまわりを、一言も口をきかず、願い事を念じながら3回時計回りにまわると願い事がかなうそうな。

そういえば日本でも経蔵のお経をおさめた手押し車みたいのを3回まわすと実際にお経を読んだものとして功徳があるというのがありましたね。仏教だから元は多分同じ考えなんでしょうね。

寺院の駐車場付近には市場のようにお店がたくさん開かれていてのぞきたかったのですが、それ以上に商売熱心な人々が観光客をみると遠くからでもいそいでやってきて取り囲むのに閉口。

強引にまで付き従い「ヤスイヨ」「オトクオトク」「モットヤスクナル」「イクラダッタラカウ?」
値段も最初の言い値からどんどん下がってくらいついてきます。

「イクラデモカワナイ(なぜかこっちまで片言に)」「フヨウ、フヨウ、イラナイカラカワナーイ」「ノーノー、アイドント ウォントイット」

だんだんあやしくなりながら逃げるように足早に車に向かう状態でとてもおみやげ屋など覗ける雰囲気ではない。

その押し売りのせいで余計お客のがしてますよっ!
生活かかってるんだろうから可哀想とは思えども、一人から買ったらその他の群がりようが想像できて怖すぎる。

そもそも商売根性たくましい人々は商談なった後でも数や値段をごまかすらしい。いってみれば詐欺もありということだ。
イースター島で過去そんなおばちゃんにはめられたこともあったので、今回は持ち込みはすべて断ることにした。

ご利益は満載だけど、有名なだけあってボロブドゥールのほうが観光地化しちゃってるなという気がしました。プランバナンの方が個人的にはよかったかも。(存在すら知らなかったんだけど。。。)

そういや海外ツアーではグレートバリアリーフも行ったし、イースター島も行ったし、日本でも白神山地、法隆寺、原爆ドーム、日光、厳島神社、奈良、白川郷、京都等、意識はしてなかったけど世界遺産まわってたんだなぁと。
日本は小さい島国なのに圧倒的に多いですね。鎌倉やら平泉やらも暫定リストにはいってますし。。

基本的に歴史や文化遺産は好きなので、テーマをしぼった旅も楽しいかもしれないね。
と、いうわけで、ここまででまだ続く。

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