先週末、金谷ホテルの予約がとれたので宿泊がてら中禅寺湖周辺散策でもふらっとしようということで出かけました。
気候がよければ戦場ヶ原や霧ヶ峰散策も気持ちよいんだろうが、なんせ今年の暑さは異常!!
あっというまに熱中症になりそうな真夏日なのでできるだけ涼しく過ごせるとこを探りながら。。
とりあえず中禅寺湖目指していろは坂を登ってる途中に明智平にふと目が留まった。
そういやよく通る割にはこのロープウェイって一回も乗ったことなかったけど、どんなとこなんだろうと。
今回は急ぎの旅でもないので、頂上まですぐそこだし試しに乗ってみようと。
頂上はほんとに展望台の広場があるだけです。
生憎と気温が高いせいでかなり霞がかかってますが、あ、確かにこの位置からの中禅寺湖方面はみたことがない!
へぇ~~、華厳の滝と中禅寺湖と男体山が一望できるんだ。確かにこの景色はここからでないとみられないよな。
うむ。悪くはない。約3分のロープウェイ代を高いと思うかどうかだよな。でも徒歩で登れるようなとこじゃないので一見の価値はあるんじゃないかな。
この後、華厳の滝へゴー。
あまりにもメジャーすぎて修学旅行の名所でもあるから普段通過しちゃうんだけど、寺社等の中心部から離れてるからこの辺拠点にする時でもないと寄らないからなあ。
まずは駐車場に停めて、滝の上から見下ろしてみる。水量はなかなかあるようだ。
そしてエレベーターに乗って下ると。。。
わぁひんやり
エレベーター降りたところから続く通路がクーラーがんがんに効いてるように涼しい!!
猛暑の中生き返る涼しさですよ~~~~。
展望台は3段になっているので微妙に違う高さから楽しめる。
落差97mの滝を一気に流れ落ちる大瀑布なので、マイナスイオンがばんばん降り注いでいるようで気持ちいい~~~♪
夏場の水辺はそばにいるだけで涼んだ気分にもなれる。
ひと涼みした後は、なんか大使館の別荘だったところが公開されてるので、見たことないので行ってみようと。
近くに2つあって共通券もあり。まずは奥がわの「イタリア大使館別荘記念公園」までとことこ。
もともと一般人立ち入り禁止の私邸ですから駐車場からちょっと遠いです。でも湖畔なのでやや暑さはやわらぐ。
イタリアといっても、かなり和風な昔っぽい造りの建物ですね。
家具や部屋割などはちょっと違いますが、全体的に杉皮をふんだんに使いまくってひなびた雰囲気。
でもその杉皮張りが市松や幾何学的な模様になっていて、壁や天井などさまざまな雰囲気をだしていておしゃれだなあと。
こじんまりとした副邸の小さな家屋も敷地内にあってなんとも贅沢。
「英国大使館別荘記念公園」までは、ちょっと来た道を戻った途中に直接続いてる小道がある。
同じ欧州仲間で行き来したりしてたのだろうか?
すぐ近くなのに、こっちの方が人がうじゃうじゃいた(--;)
英国大使館の方でお茶できるというので楽しみにしてたのだが、バルコニーから喫茶室まで人が溢れかえっていて、静かに湖畔でくつろぐどころじゃないww
ここ、JRの大人の休日倶楽部のCMで使われてポスターにもなってるからその威力か。。。
どのみち汗だくの猛暑の中(開け放しなのでクーラーとかない)でホットのみの提供だったのよ!
そりゃ英国式ティータイムの礼儀なのかもしれないが、アイスティーをがぶがぶ飲みたかったので尚更しゃーない。
この後別の喫茶店でお茶してホテルにチェックインしました。温泉でひとっ風呂あびて一息入れた後、すぐそばの中禅寺湖畔をうろうろ。
翌日は帰りがてら以前から気になっていた「大谷資料館」へ行こうということになったんだけど、その前にせっかく来たので中禅寺にもお参り。
門の天井には鮮やかな天女が舞い踊ってます
正面は仁王様だけど、裏側には風神雷神様がいます。
実はこの中禅寺にはすごい思い出があります。
学生の頃、気の向くまま無計画一人旅でブラリと日光来て、いざ夕方素泊まりで宿をとろうとしたらビジネスも民宿もユースもどこも空きがなく、とある神社の境内で野宿したら初霜が降りる季節で冷え込みが厳しく、そのせいで体調を崩したみたいで翌日中禅寺に参拝途中に貧血でぶっ倒れて、ストーブに当たらせてもらいながらここのお坊様に介抱してもらった忘れえぬ記憶。 (-∧-)合掌
本堂内は当然撮影禁止ですが、ここはまず「立木観音」が有名。
十一面千手観世音菩薩(重文)なのですが、地面から生えたままの状態で仏像として彫ってるので根っこがついたまま本堂に生えてるんです!!素朴ながら力強く良い仏様です。
他にも変わったお守りもある(お願い事時に縫い針を刺す)波之利大黒天や縁結びの愛染明王、不動明王をとりまく五大明王像など見どころ満載。
でも、一番私が心ひかれたのは「石灯籠を支える天邪鬼」です。
ああぁ~~~。いいっ!!!
そういや興福寺国宝館の天燈鬼、龍燈鬼像も大好きだし、よく四天王に踏まれてる邪鬼もかわいいの多いし、こういう脇役のような小鬼たちってなんとも愛嬌があるんだよねえ。
日光はやはり見どころたくさんありすぎて、地域ごとにわけないとゆっくり堪能はできないね。
昔いったことあるところでも、何(十)年ぶりに行くとまた違った発見もあっておもしろいもんだ。