マトリックス三部作の最終章。
カデューシャス号の航海士ベインとネオが意識不明の昏睡状態で寝かされているところから始まる。
ネオは接続されていないにも関わらず、脳波はマトリックス侵入時のものと酷似していた。
しかしマトリックス内にはネオの姿は見つからず、彼はどこへ行ってしまったのか?!
しかし、機械の到着が20時間後に迫り、モーフィアスとトリニティーは『預言者』に呼ばれてマトリックスに侵入したが、預言者の姿は以前と変わってしまっていた。
彼らを助けた代償は大きかったのである。 どうやら一度抹消されたようなのだが、、、
(現実的には前作までの女優さんが没したため、配役がかわったせいであるらしいが)
今回は彼女を守る白いカンフーファッションのセラフが大活躍する。
また新たな世界とトレインマン(メロビンジアンの傀儡)という新たなプログラムが登場。
MOBIL AVEとだけ壁に書かれた、白い地下鉄駅のようなところで、ネオはある一家と出会う。
プログラムの夫婦と幼い娘サティー。 インド系っぽい。
両親は一応プログラムであるが、それが勝手に生み出したマトリックス世界で認められた存在ではない娘を消去される前に隠したいといった感じ。
マトリックスは、この電脳世界の擬人化も面白いよね。
プログラムの目的に応じて姿形とキャラクターが付与される感じ。
トレインマンが気のふれた浮浪者っぽいのはどんな意味があるのだろ?
登場人物がどんどん増えてくるので、しばらく見ないとメインキャスト以外は誰がどこの所属でどんな役割を果たしていたのか分からなくなる(^◇^;)
特にベインが何故ああなったのか?は第2章の「RELOADED」の続きなので、そこを忘れてると意味不明に。
この世界での専門用語もあり、それも忘れるとなんだったっけ?に。シリーズは連続でみるべし(--;)
エグザイル=不正プログラムであるが、メロビンジアンなんかが優雅に暮らしているのでこいつらは何のために存在してるんだっけ?と。
だって横柄に脅して要求してくるくせに、いつも人間たちに結局負けちゃうんだよなww
で、このメロビンジアンがこっそりと同じエグザイルの同類をマトリックスに送り込むのに、トレインマンが地下鉄に模した列車で運ぶ仕組みになってるというわけだ。
もはや普通の「エージェント」は存在しないのか?
マトリックスすべてがスミスで覆いつくされる世界に。。。
前作の2作に比べると、今回はあの派手なアクションシーンはかなり少なく抑えられている。
攻めというより守りが主な攻防戦になってるせいもあるだろう。
その代わりにザイオン都市のメカニックな建造物とロボットや、機械側のおなじみのタコ型センチネルや掘削モグラなどメカ系に力をいれたロボット大戦っぽくなっている。
ミフネ船長が非常にクローズアップされて、激しい雄たけびと共に大乱戦を繰り広げるww
まぁあのセンチネルが、それこそ数千数万という単位でイワシの群れのようにざざ~~と形状を変えてうねるように動き回るさまは圧巻なんだけど、マトリックスっぽさは薄められてしまった。
とりあえず今回で収束させなきゃという焦りもあったのか、内容的にはいつもほど哲学的な要素は少なく、愛に命をかけたトリニティなんて「え?」というあっけなさでなんか拍子抜けしたとこもある。
スミスの暴走がどちらにも邪魔であったことはわかるのだが、じゃあなんであそこまでザイオンを徹底的に何度も追い込んだのか。。。。となると微妙にすっきりしないとこはあるなあ。
結局1-2を経てきたことは別に何一つ解決してない気もするのだが。