『眠れる森の美女』をモチーフにした作品だが、姫に呪いをかけた悪い魔女「マレフィセント」を主役に置いた作品。
実質的にはアンジェリーナ・ジョリーの持つ「あくどさ」をとことんまで引き出した作品w
監督は『アリス・イン・ワンダーランド』、『アバター』、『オズ はじまりの戦い』などでプロダクションデザイナーを務めただけあって、そのファンタジーな世界観の描写は負けてはいない。
ただ、我々が子供の頃に聞いて知っている話とはだいぶ違う。
姫の誕生の祝いの様子も違うし、成長するまでの場所も、眠りにつく時の状況も、姫が目覚める条件も。。。。
。。。。。つまりあくまでモチーフであり、内容は創作のようだ。当然結末もかなり違うのだ(^^;)
なぜあの悪い魔女は、あんな嫌味な呪いをかけたのか、性格わる〜〜い。そんなだから呼ばれなかったんじゃないの?
、、、もとい。
いやいや、実はね、昔信じていた人から裏切られ、深く傷つけられ、心が壊れてしまったんだよ。
と、非常に大人びた説得力のある理由が付加されているのだ。
でもね、本当はもともとそんなひねくれた人じゃなく、どこかに良心や優しさも残っていてね。。。
まあ、権力と野望に取り憑かれて愛や友情を捨てたけれど、息の根を止められるほどの非情さも持てなかった、半端な弱さが災いの元凶と。