さて、またもや試写会が当たったので見てきました。ここのところ連続でMyspaceシネマからの当選です(^^)
本日の映画は「築城せよ!」 6/20ロードショー開始です。(動画は公式サイト内にあり)
まず、このタイトルで歴史好きとしてはぐぐっと惹かれましたね(笑)
しかも、この映画、愛知工業大学が50周年記念事業として全面的にバックアップしているというとても不思議な背景を持っています。
この映画ができあがるまでの記録をつづった「撮影日誌」のブログもあります。
舞台は現代。過疎化していくひなびた町でのお話です。
「現代に突如戦国時代の武将がっ!」
というと、すぐに「戦国自衛隊」を思い出して(千葉チャンが渋かったなあ)、その逆バージョンっぽいのかなあなんて思ったりもしますが、それともちょっと違う。
全体的にはその時代の格差がコミカルで、だけども違和感無くなじんじゃったりもして、ところどころくすくす笑いが起こるような映画なんだけど、笑いの中にもしんみりくるところがある不思議な感覚です。
主演男優は片岡愛之助さん。
こちら方面に詳しくないので知らなかったのですが、関西在住の6代目の歌舞伎役者です。
どこかとぼけた印象なんだけど、さすがに動作にきびきびとしたメリハリがあって小気味よい。また、朗々と歌い上げる声がとても魅力的ですね。
対する主演女優は海老瀬はなさん。このアメブロにオフィシャルブログがありますね。
勝ち気で一所懸命で、父に認められたいという女の子の様子をきっちり演じています。
まわりは江守徹さん、阿藤快さん、藤田朋子さん、津村 鷹志さんなど、個性的な役者さんが支えています。
特に「三河守」。いい~~味だしてます(^^)
一見ぱっと派手な雰囲気はないけれど、なんかじんわりくる映画です。私は好きですね。
とはいえ、この「築城」の正体はみごたえがあります!これ、実物を見て、触れてみたかったなあ。。。。
えっ?まじでその材料で作ったの?とびっくりすることうけあい。
ああ、たまには邦画もいいなあと思わせてくれる映画でした。
そうそう、おもしろかったのが、開演前の放送。
なんと、作品中で片岡さんが着用している甲冑(お直しした方)を上野松坂屋でオークションしてるとのこと。
公式サイトでもお知らせがありますが、東海地方唯一の甲冑師、熱田伸道氏が作られたというきちんとした甲冑です。
最低価格10万円からということで、軽く手が出るお品物ではないのですが、原価は100万円はしてるという、実はかなりの赤字からスタートだそうなっ!ま、最終価格がどのくらいになるのかはわかりませんが(^^;)
で、この甲冑を落札した人は、21日の公開時の舞台挨拶の時に壇上にあがって直接手渡しされるよ~~というもの(笑)我こそは!と思う方は是非っ♪