三国志は好きな読み物なので、公開されるという告知を見た時から見てみようとは思っていた。
のだが。。。なんとなく機会をつかみそこねているうちに今週末で上映が終わってしまうではないかぁあ!ということに気付いた。ケチィのでできれば特別割引がある時に行きたい。
と、なると、水曜レディースDayという本日が最後のチャンス(1000円だった)!夕方から仲間とお茶会と飲み会がはいっていたので、一番早い上映時間に行けば、ぎりぎり間に合うぞっと。なにしろ2時間以上という長い内容なのだ。
「レッドクリフ」は、三国志を読んだことがある人なら記憶に焼き付いていると思われる「赤壁の戦い」を描いた作品である。
と、いうことで、冒頭におおまかな歴史の流れの解説を流してから本編にはいるのだが
「うお、そこからはじまるのか!呂布がいねぇ~~~!」
そりゃ、そうだな、その頃からやってたら時間内におさまらんよな(--;)。諸葛亮孔明も最初からいるしな。でもちょっとさびしかった。
映画は新野の戦いからはじまります。そう、劉備が曹操に追い込まれたあれですな。
周瑜役のトニー・レオン、孔明役の金城武などが宣伝ではクローズアップされてますが、実際には劉備の懐刀3将の、趙雲(フー・ジュン)、関羽(バーサンジャブ)、張飛(ザン・ジンシェン)の戦闘アクションが結構すごい(笑)。
彼らがでてくる場面になると、そこだけが今までの戦闘シーンと完全に別世界となります!
いやぁ、そこまでやるか!という感じで独り舞台のありえん強さが展開されます。
役柄的にはそれぞれどうなんだろう?うーん、ちょっと自分のイメージしてたのとは違うかなぁという感じもあったけど、中でも関羽と張飛はなかなか合ってたと思う。特に張飛がいい味だしてます(^^)
あと、話とは関係ないのだけど、孫権にしては鋭すぎる気もしたチャン・チェンさん、この人一番好みです!(笑)いい目をしてますなぁ。孫策とかのほうが似合ってたかも。
でも、特別出演となっていた中村獅童、「甘興」という名前の役で、「ん?誰だそれ?」と思ったら「甘寧」をモデルにした架空の人物だったんですねぃ。
甘寧といえば呉でも重要な役割を果たした人物だけど、なぜそこは架空名にしたんだろ。
細かい内容は敢えて書きませんが、とりあえずこの映画では、曹操(チャン・フォンイー)はどうも悪人のような扱いになっている。曹操ファンは怒りそうだ(^^;)。
合戦シーンはなかなか迫力がありますよ。やはりあれだけの数の集団を動かすと見応えがありますねぇ。
陣形もね、「それ実際にやったら引っかかるのかな?」という疑問はうっちゃっておけば、圧巻です。
うお、こんなの本当にやってみちゃったんだぁという妙な感慨もあります。
細かいところを見ると、動いてる場面以外では遠景にいる兵士たちがあきらかにマネキンであったり、赤ちゃんの顔が瞬間的に変わっていたり、合成がいかにも模型っぽかったりと妙なところもいろいろあるのだけれど、総合的には素直に楽しめました。
ただね、、、あの終わり方は。。。。あと最後のテロップ画面が。。。
レッドクリフ PartIIも来春4月には公開となります。また見にいっちゃうんだろうなぁ。