3泊4日でなかなか行く機会のなかった出雲周辺旅行に行ってきた。
できるだけ長く向こうで過ごしたかったので、仕事終わっていったん帰宅後夜遅くに羽田の「変なホテル」で前泊。
ロボットが働くホテルとして以前から気になっていた。
フロントに動く恐竜がいたのでテンションあがるが、それ以外は清潔で意外と部屋も広い普通のホテル。ただし最新のガジェットがいろいろお試し使用できた。
翌朝は早いがホテルの送迎バスで空港まで送ってくれるのでラクチン。
米子空港まで一気に飛び、手配しておいたレンタカーでまずは足立美術館へ向かう。
足立美術館は島根県安来市にある美術館で、横山大観の日本画が充実している。
しかし近年は日本庭園の美しさが話題を呼び、メディアでも数多く取り上げられたことから庭目当てで訪れる人も多いようだ。
ぶっちゃけ駅からも空港からも高速ICからもそこそこ距離のある、なかなか辺鄙なところにありましたよ。
館内は近代~現代日本画。
かなり大きい作品が多く贅沢に壁に配されていました。
特別展は美人画と花鳥画。基本的に美人画はあまり興味ないのだけれど、上村松園さんの「娘深雪」の繊細さには釘付けになって2度見しにいった。
そしてぜひとも見たかったお庭。
作りこみの精度が半端ない。人の手によって完璧に整えられた景観がそこにありました。
あちこちに開けられた様々な大きさや形の窓が生きた額縁となっていて、そこから見える情景も計算しつくされた一幅の絵画。
特に中央に位置する枯山水庭の、遠景の山や背後の森なども借景としたスケールの大きさは見ていて飽きない。季節ごとの色どりも楽しそうですな。
他にも趣の異なるお庭が点在しているので、それぞれの違いを楽しめる。
すべてお庭の中は散策できません。あくまでも部屋や窓からのぞく感じ。
そりゃ踏み荒らされちゃかなわんでしょなぁ(笑)コケとかも繊細だしね。
ミュージアムショップも何か所かありますが、本館から新館に行く途中にあるのが一番大きいかな。
今回実際に展示されていた作品から、 横山大観 さんの「鶉」の色紙とおみやげ用に童画絵葉書セットを。
喫茶も中にあります。が、ジュース1杯でもかなりのお値段なので、庶民には厳しい(^^;)
この後出雲神話ゆかりの地をまわりながらお宿へ向かいます。