サイト再構築のためにすっかり遅くなりましたが、9/22~24と予約をいれました。
「秘湯を守る会の中でも秘湯」と言うことで、前からちょっと気になるところでした。
何しろ車で入れるのも途中迄で、最後は山道を歩いて行かなければ到達できないという。
雪深い地域というのもあり、ゴールデンウィーク頃に開いて11月頭には閉まってしまう。
チャンスは半年くらいなのだ!
生憎出発日は前日からの雨。数日前までタンクトップで過ごしていたのに、いきなり気温が下がって13度ちょい。
不安を感じながら行ったのだが、、、
麓の「滝見屋本家」からしばらくは、道も広く余裕ぶっこいてたが、突然車で1台ギリギリの細道に突入。
しかも片側崖だったり((((;゚Д゚)))))))視界も全然きかないので、ドキドキ。
また、急坂の折り返しがピンカーブで、切り返さないと曲がりきれなかったり。
雨で落ち葉がすべり、ギュオォーンとタイヤが空回りするわ、恐怖の山道ですっ!
ようやく山頂付近に「えー、もしやここ駐車場?」という、やや広がった場所に到達。
ここから歩きなわけだが、「なぁんだ。意外と整備されてるじゃん」と安心したのも束の間。転がるような下り坂が果てしなく続き、膝がガクガクと笑いだしそう。
最後はつり橋がお出迎え。激流が足元を流れるアドベンチャーワールド。
うーむ、秘湯と言うより、まさに秘境だな。
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-pbBiD2d6000/V9elGka3mUI/AAAAAAAAm5I/CCyhaQBh6203h4lvCQPTlaJjcZiVAUrlQCCo/s144-o/00_takimiya.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/5773475465248066881#6329709333566691650″ caption=”2010 大平温泉 滝見屋” type=”image” alt=”00_takimiya.jpg” image_size=”500×375″ ]すぐ裏には大きな滝がみえるんだけど、実はここ、最上川の源流なのです。
滝は内風呂からよく見えます。
宿の目の前が昔は登山道の入り口であったようです。いきなり直角な長いはしごで怖いですが。。。
おいしい清水も湧き出しています。
到着した時に撮り忘れて布団しかれちゃってますが(笑)純和風のお部屋。
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街まではかなり遠いので、絶対に忘れないようにしましょう。
旅館の小さいタオルと持参のてぬぐいで結局2泊3日しのぎました(^^;)
バスタオル、ドライヤー、ひげそり、ヘアキャップなどもないので、必要なら持っていきましょう。
お茶請けはそばだんご。
部屋にテレビなし
携帯、wifi電波入らず。もちろんネットもつながらない。
トイレは廊下で男女共用。
洗面所も共用。お湯は出ない。
しかも自家発電らしい。朝8:00頃に切り替えるため、一瞬停電します(^^;)。
といった感じで、世間から完全に隔絶された環境ができあがっております! 秘湯ワッショイ♪
部屋からは川沿いに作られた温泉が一望できます。
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[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-KzHwXkap5p4/V9elGtQ9slI/AAAAAAAAm5I/4jzSQUQZOfQuzfNB6EXog8RocEOXyWZXwCCo/s144-o/11_takimiya-utiburo.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/5773475465248066881#6329709335941067346″ caption=”2010 大平温泉 滝見屋” type=”image” alt=”11_takimiya-utiburo.jpg” image_size=”500×375″ ]加水も加温もなしの天然掛け流し温泉で、含硫黄カルシウム硫酸塩泉。
時間により温度変化あり。
「火焔の滝」は、この内風呂の窓からが一番よく見えます。
内風呂にはリンスインシャンプー、ボディーソープが備え付けられています。露天の方にはないので、体や頭をこっちで洗いましょう。
夕方雨があがったので、混浴露天風呂へ行ってみました。
とはいえ、女性専用時間だったからなんですけどね(笑)。朝と夕方に1時間ずつあります。
大自然の中の贅沢なお風呂ですよね〜〜。
夕飯も素朴に山の幸、川の幸。個人的にはこのくらいで量も充分なんです。
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[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-1GZlLStNw5Q/V9elGv3wj-I/AAAAAAAAm6s/Ffk7BnCpdW8R-vtVLbuAkDLyReBWn9IeACCo/s144-o/14_takimiya-hitoubeer.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/5773475465248066881#6329709336640655330″ caption=”2010 大平温泉 滝見屋” type=”image” alt=”14_takimiya-hitoubeer.jpg” image_size=”391×500″ ]朝もこんな感じで。カロリーも押さえ気味で健康的な気がしますね。
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-E6H6sUqI7Lw/V9elGstPhMI/AAAAAAAAm6s/Hm-vXN55AvMa8wY48EomKCwdvIOGA7JHACCo/s144-o/15_takimiya-morning.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/5773475465248066881#6329709335791240386″ caption=”2010 大平温泉 滝見屋” type=”image” alt=”15_takimiya-morning.jpg” image_size=”500×375″ ]翌日も雨が降ったりやんだり。とにかく気温が低く寒いので、暖房を入れた。
でもそんな大降りではないし、あがったところを見計らって露天風呂めぐりを。(まず内風呂で洗い流してからね)
まず一番手前にあるのが男風呂。ここは通り道からも部屋からも丸見えです(笑)
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-SNB6lR0oyGs/V9elGtwUV_I/AAAAAAAAm6s/KBAN-WOIcz4-fXhR02po_-4tAssaNneKgCCo/s144-o/16_takimiya-otokoyu.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/5773475465248066881#6329709336072574962″ caption=”2010 大平温泉 滝見屋” type=”image” alt=”16_takimiya-otokoyu.jpg” image_size=”500×375″ ]その奥にあるのが女性風呂。同じく渓流沿いですが、周囲も囲いがある。
ただあまり川前に出過ぎると、部屋によっては見えちゃうかも。広さは十分にあります。
奥に行くに従って段々の高台になっていきますが、その奥にあるのが貸し切り露天風呂。
フロントの帳面に希望の時間を書き込んで予約します。(宿泊客無料)
向こう岸の奥に見えるのが「最上川源流」を記した碑。
そして、一番奥の高台にあるのが混浴露天風呂。
とはいえ、普通の個別の露天の方が広いですな。内風呂とここの風呂からだけ滝が見えます。
なにはなくとも、こんな景色といいお湯を独り占めできるのは、最高の贅沢ですな♪
あと足湯もあるのですが、季節のためかお湯が抜かれてました。
駐車場から歩いてくるだけでバリバリ5日ほど筋肉痛になるほどの険しい道。
さらに山を下るにも車道がとんでもないところなので、ここへ来たら籠るしかない!
ひぃひぃ言いつつも、露天風呂を出たり入ったりしながらマッサージ。
風呂場での話題はみんな、あの坂と来るまでの山道のことばかりだ(笑)
昼飯も付近に何もない深山だしなぁ。。。と、思ってたら、朝、「お昼はお蕎麦しか出来ませんが」と。
おー!救われたっ。
1階にカップラーメンは売ってたんだけどね(笑)
作りたての暖かいものがある方がやっぱり嬉しい。
ちょっと煮すぎた感があるのがまた家庭チックな山菜蕎麦だった。
1日宿で温泉でたり入ったり布団でころがったり、究極のぐうたら生活。
夜、内風呂へ行ったのだが、前日から壊れかけてた風呂の扉がとうとう開かなくなってしまった。
ノブが全然まわらなくて、ガッチガチなのだ。
なんとかいろいろトライして入ったものの。。。頭を洗ってたら「ドンドンドン」と扉を叩く音が。
。。。どうやら私が内側から鍵をかけたと思って、他のお客さんがむっとした表情で(^^;)
いやいや冤罪ですよ!!
内側からだと今度はくるくるドアノブがまわっちゃって困ったけど、外からよりはまだ早く開いた(笑)
翌朝朝食で固まった1品。。。。どうもこう形あるものは苦手。
朝はロビーでコーヒーもふるまわれます。
早起きしてのんびり最後の温泉を楽しんだ後は、帰り。。。。またあの急坂が、こんどはのぼりか(ーー;)
試しに標準的な感じの坂で、iPhoneのアプリで斜度を計ってみた。23度くらい(汗)
もっと急なところも、もっと緩いところもありますが、そんな坂が延々と続く。
な、わけで、途中でこういう荷物を運ぶロープウェイがあって、おそらくこれで物資を宿に運ぶのだろう。郵便屋さんとか宅急便とかはどうしてるのだろう??
出発時はなんとか雨はあがってよかったけど、かなりの濃霧。時折小雨もぱらつくが樹木が覆って遮ってくれる。ようやく駐車場まで戻って来れた。やっぱ長いな〜〜。
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-K1NFUXXd-qg/V9elGkMrZEI/AAAAAAAAm6s/uAqXw70Xq6ojsdSr6z4lnM_YF4UmcmHDACCo/s144-o/24_takimiya-chuushajyo.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/5773475465248066881#6329709333507171394″ caption=”2010 大平温泉 滝見屋” type=”image” alt=”24_takimiya-chuushajyo.jpg” image_size=”500×375″ ]帰りの山道では野生の猿も何匹か出没しました!
残念ながら今回もカモシカには会えなかったよぉ。(;;)
付近に棲息しているらしいんだけどね。きっと熊もいるんだろうな。。。
山を下りれば米沢も近いんだけどね。本日は天気も悪いので、すぐ近くの「直江石堤」だけ見学して来た。
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-_Fmgt3Ss9OM/V9en1YVjmRI/AAAAAAAAm68/dxCth7MKeb4t29GvaBbscWHEKAS0kDEhQCCo/s144-o/25_naoedutumi.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/5773475465248066881#6329712336800291090″ caption=”2010 大平温泉-直江堤” type=”image” alt=”25_naoedutumi.jpg” image_size=”500×375″ ]ドラマで一躍脚光を浴びたけど、上杉景勝の重臣 直江兼続が采配を振るって築いた堤防です。
最上川沿いに一部残ってるのよねん。
脇から見たら、普通の堤防っぽいんだけど、上から眺めたら、すごいぶ厚い!!
まぁ、温泉の行きでなった筋肉痛が最高潮に達してて、まともにまっすぐ歩ける状態ではなかったのだが(爆)
まさに秘湯中の秘湯。1泊ではもったいない、いい温泉でした。