9月の尾瀬ヶ原を歩く

03 関東国内群馬県

今回の宿泊先周辺観光情報に「尾瀬まで車で10分くらい5.7km」と載っていたので、まだ行ったことなかったしそんな近所なら行きたいな!と。

実際は結構な距離ありました( ̄(工) ̄)絶対なんかの間違いだ

そもそも尾瀬は自然を守るための規制がかなり厳しいところで、まずは戸倉付近の駐車場までしか自家用車は行かれず(宿から40分弱)

そこからは許可を得ている小型のバスか乗り合いタクシーで鳩待峠の駐車場まで30分ほどかけて移動。

その先は山道をひたすら徒歩で1時間ほどでようやく尾瀬ヶ原の入り口「山の鼻」

、、、、、、、、、、、宿から10分ってなんのことですかぁーヽ(;▽;)

鳩待峠から尾瀬ヶ原へ 日帰りハイキングコース・マップ
尾瀬を訪れるハイカーのおよそ半数が利用する鳩待峠。尾瀬ヶ原の周り方次第でハイキングコースのバリエーションは多彩に。

まずはこの鳩待峠から尾瀬までの山道がゆるくはない。

行きはひたすら階段や木道を下るので、帰りはその距離延々登りで普段運動不足な身には過酷です!

ただし、森林浴でマイナスイオンを大量に浴びての散策は気持ち良い。

しかもそれはまだ出発点ですからあ。

ようやくビジターセンターが見え、ロッジを通り過ぎたところから広がる湿地帯。

この時期は草が高く生い茂り、ぱっと見は湿原かも分かりにくい。

天気は上々で歩いてると暑いくらいに日差しも厳しい。

所々池のようになっているところがあり、睡蓮の仲間のヒツジグサが水面を覆っていた。

微妙な時期だったのだろう、花はかなりまばらでちょっと寂しい風景だったが、探せばそここに咲いている(笑)。

鳩待峠側から入ると、正面に燧ヶ岳の雄々しい姿を目にしながら歩いていくことになります。

あまり生物の影を感じない水辺は非常に青く澄んでいます。

うまく風が止んで天気が良い時には、水面に逆さ燧ヶ岳と雲がきれいに映りますね。

周囲を低い山々に囲まれた盆地になっているので、左を見ても右をみても沼と濃い緑。

最初は縦走して尾瀬沼方面抜けるか、尾瀬ヶ原を竜宮か吊り橋方面からぐるっと回って来るかなんて行ってたが、時間的にも体力的にも無理無理でした。
牛首分岐地点で、朝川場プラザで買ってきたおにぎりを食べながら休憩。

結局体力にまだ余裕があるうちにここから折り返すことに。
帰ること考えなきゃまだ湿地は歩けたけれど、あの山道を戻ることとバスの時間考えたらね。。。

今度はゆるやかな至仏山を正面に見ながらすすみます。

ヤマネやオコジョが生息してるという情報をモチベーションに頑張って登ったが、きょろきょろするも出会えず終盤は気力が尽きた(笑)

しかし、ハプニングとして初めてクマに遭遇!
ビジターセンターの方々が現場まで出向いて見張りと誘導をしてくれたのだが、遊歩道のほんとすぐ脇の樹上高くに蠢く黒い物体が見えた。

何かとても美味しいものがそこにあったらしく、食事に夢中になっている最中ということで、手前で一旦止められて、注意事項の念を押される。

  • 立ち止まらず、静かに急いで誘導に従い通り過ぎること。
  • 途中で立ち止まったり、見上げたり、振り返ったりしないこと。
  • 絶対にカメラを向けては行けない。撮影禁止

そういう刺激さえしなければ、お食事に夢中で無事に通り抜けられるからということで、写真にはおさめられませんでしたが。

帰りのタクシー運転手さんの話では、遊歩道にクマが出ることは珍しくないらしく、刺激さえしなければ悠々通り過ぎたり、遊歩道でくつろいでたりすることもあるらしい。

それでも襲われたという話はほぼ聞いたことはないが、過去に1度、ちょこちょこ歩いてきた小熊をうっかり抱き抱えた人がいたらしく、その時は流石に親熊に襲われたと(幸い大きな事故にならずに済んだそうです)。

そりゃ当たり前だ!!

通常臆病で人との接触を避けるクマも、子連れは最もナイーブになっており、危険とみなす範囲も通常より広くなるという。脅かさず距離をとることが大切。

例え意識してなくとも小熊に近寄る影があれば全力で襲いかかってくる可能性も高く危険というのはもはや常識。それをあろう事か抱き上げるなどという行為はまさに母クマに対する宣戦布告の自殺行為だって(。-_-。)

今回はとりあえずお試し散策ということで、ほんの一部ですが、やはり水芭蕉の時期に見てみたいな。

 

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