上野:東京国立博物館

03 関東国内東京都

秋葉原方面へ買い物にでたついでに「そうだ!今日は金曜日だった」と気づいて上野の東京国立博物館へ立ち寄った。理由は後から述べるとして。。。
私はここの年間会員になっている。もうすでに元はとっているのだけれどw。

数多くの施設が建ち並ぶなかでここを選んだひとつの理由は「とにかく敷地が広いこと」があげられる。
今日は目的の時間まで敷地内散歩をしてみたので紹介しよう。

ここは展示施設だけで5つの建物がある。まずはメインとなる「本館」だ。

明治15年に開館したのだが、関東大震災で崩れて昭和13年に最建設されたのが現在の建物。
そのためか建物自体はコンクリートなのだが、瓦屋根の和風な作りになっている。

見た目はものすごい和風なのだが、中はハイカラな洋風になっている。
展示物は定期的に変わるが、古代から近代までメインの日本の通常展示物が1F、2Fにぎっしりつまってます。

通常料金で入れる特別展示なんかもあったりして、あさってまでは特集陳列で「六波羅蜜寺の仏像」が来ているのだ。
展示物だけでもかなりの数でみごたえがあるのだが、ここへ来たらインテリアも是非みて欲しい。

これは1Fから2Fへ続く入り口正面の階段。1段階目を登った踊り場正面の扉の中は貴賓室があって、通常閉鎖されているが、限定で公開される。(多分次も4月の昭和の日かな?)

窓や扉や欄間部分等も結構綺麗に作りこんであったりするんですが、まず目に留まるのは照明ですかね。
作品展示部分も光と陰をうまくみせているのですが、インテリアとしてのほうも眼を惹く。

また、本館の地下にはミュージアムショップがあって、入手しにくい本がたくさんあるのでいつも買い込んできてしまう。本日もまた4冊購入してしまった。

絵はがきやハンカチなどといったお手軽なものから博物館の模造品100万円近いものまで、見てるだけでもおもしろいですよ〜〜。

本館の右手にあるのが「東洋館」
日本を除く、中国、挑戦、インド、エジプトなど東洋周辺地域に関わる展示物が陳列してあります。
中は3Fまでの吹き抜けで、半階登っては部屋があるといった感じ。先日訪れたときにはミイラもありましたよ(ーー;)

この東洋館の1Fとお隣にはカフェもあります。博物館建物内にも休憩椅子はたくさんありますし、お庭周辺もベンチがたくさん。

本館の左手前にあるのは「表慶館」。
もともとは美術館だったそうです。明治末期の洋風建築の代表的な形ということで、重要文化財に指定されています。文明開化の音が聞こえてきそうだ。。

別料金の特別展示場となっています。現在は11月末まで「スリランカ−輝く島の美に出会う」 というのをやっています。
入り口には狛犬ならぬ狛ライオンがおりまして、左右でちゃんと阿吽になってます(^^)。

ここも建物自体が見る価値あり。特別展をみなくても、1Fエントランスは入れます。

入ったら是非、上をみあげて欲しい! 丸屋根部分の天上が美しいです。

この表慶館と本館の間の道をちょっと進んで左に下ると図書館のような建物があります。実はここで本日のお目当てのイベントが。。。

実はここ「TNM&TOPPANミュージアムシアター」という小さな映画館みたいのがあって、期間ごとに変わる内容の、3DCGのバーチャルリアリティが見れるんです!(無料)

現在の内容は「江戸城–本丸御殿と天守–」です。江戸城が再現されていて、大広間や松の廊下など豪華絢爛でした。

実は東京国立博物館には、ふすま絵の下絵が保管されてるんですよ。墨で荒書きしたものと、色づけして本番に近いものまで。
だからドラマとかより忠実に再現できているというわけ。なかなかの迫力で、また新たな知識が得られました。

尚、これが上映されるのが、金、土、日だけなんです。だから今日慌てて行ったと(^^;)。
上映時間は1日6回で本館1F階段脇で受付。毎回定員30席です。土日だと大人気でなかなかとれないかも。

この坂をおりずにさらに奥に進むと「平成館」があります。

ここは通常展示で考古学関係の出土物などと、有料特別展の会場になっています。
8月までの「対決−巨匠たちの日本美術」は見たのですが、現在は次の準備中。

10/7より尾形光琳生誕350周年記念 「大琳派展−継承と変奏−」がはじまります。
入り口に戻って。。。。(ミュージアムシアター脇からもつながってますが)

表慶館脇の道を左奥にすすむと、重要文化財の「黒門」があります。

丸の内の方にあった、旧鳥取藩池田家江戸上屋敷の正門を移築したもの。天気がよければ土日には開きます!

さらに奥にすすむとあるのが「法隆寺宝物館」。奥すぎて見逃されそうですが、名前通り法隆寺から寄進された宝物各種が陳列されています。

ここの仏像の陳列と照明はけっこう好きですね。かなり薄暗く、仏像がぽっと浮かび上がる感じ。

2Fは法隆寺関係の図書館になっていて、本やパソコンでいろいろ調べものもできます。1Fはレストラン。

実はこの他に本館裏に庭園と茶室があるのですが普段は立ち入り禁止。
春と秋に限定で公開されます。

次は10月21日(火)〜11月30日(日)なので忘れないように行こうっと。
とにかく広い敷地と数多い展示物があるので、いっぺんに見歩くのはかなり無理が(^^;)。

年間会員になったのも、そうした無理をしないためと(パスポートのほうなら特別展2回、普通入場2回くらいで元とれちゃうし)、いろんな趣味にいかせる資料の宝庫だから。

ちなみに「撮影禁止」とある展示物以外は、写真撮影してもだいたいOKなので(フラッシュは注意あり)、個人で資料として持ち帰ることもできる。夏などは単純に涼むためにはいったりもしたしw。
美術館や動物園なども大好きですが、ここも非常におすすめですよ〜〜。

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