ボルネオツアーもいよいよ最終日です。
帰国の飛行機は夜発なんだけど、ホテルのチェックアウトはお昼まで。さてどうしよう?
通常は最終日街に出ておみやげを買ったりするのですが、なんかそれもめんどくさくなってしまった。お迎えまで荷物をあずかってもらってホテル周辺でぶらぶらするかぁと。
このネクサス・リゾートがそもそもジャングルに面した自然に近い環境であり、ホテルの敷地も広大で、ラグーンまでかかえている。
そのためホテルのオプションツアーもいくつかあるのでそれを活用して最後まで自然を満喫しようということに決定。プール脇の1Fの専用デスクでご相談。
まずは朝8時に出発の、ホテル裏のジャングルを散策する「ネイチャーウォーキング」に参加。なんかやたら安かったし。。
ホテルに近いからといってなめちゃいかん。ちょっとした山歩きになるので、運動靴、虫除け、長ズボンでしっかり装備。早朝とはいえ気温もどんどんあがってきます。
わくわく出発したのはいいが、こりゃちょっとした登山だよ!
最初からかなり急勾配の山道を登って行く。
一応木で足場をかためて階段状にしてあるのだが、この段差がかなりでかい。日本人体型にはあわせてないな。。しかも腐りかけや浮いてるとこもあって、気をつけて歩かないと危ない。
しかも、ガイドさんは慣れてるからだろうが、早足でどんどん登って行ってしまう。正直後続が全然スピードについてこられてませんw。
体力に自信がない人には結構きついんではないかい?私も普段運動不足気味になっていたところだったので、ほとんど気力だけでついていったのですが、もう途中で思うように足があがってくれないし(;;)。
頂上付近につく頃には、みなさんTシャツが汗で絞れそうなほどにびっちょびちょ。
朝からなんとハードな運動を。
頂上からは眼下に海と、ホテルが見下ろせました。しかし噴き出す汗はなかなか止まらない。
さすがは熱帯雨林、食中植物のウツボカズラなんかが普通に生えてたりします。
動物には会えなかったけど、この場所を覚えたらホテルで自転車を借りて夕方くらいに散歩にくるとコウモリとか見られそうです。
予想外に大汗かいたのでいったんホテルに戻り、シャワーを浴びて一休み。
とりあえずここでいったんチェックアウトして荷物をフロントに預け、定期的にでてる無料送迎バスに乗り込んでラグーンへ出発。
ラグーン行きのバスは到着すると、ガランガランと鈴をならしながら看板を持って歩くのですぐにわかります。
ラグーンではいろんなアクティビティで遊べるのですが、いろいろつまったコンボパックがお得そうだったのでそれに決定。海からつながるマングローブの森と川もあります。
まずはバティック体験ということで、ロウで下絵がかかれたものの中から好きな柄を選んで絵の具みたいので塗り絵。
遊んでいる間に乾かして、ロウ溶きやらの作業をやってくれて、帰るまでにハンカチのようなおみやげにしてくれます。
次にマングローブクルーズ。
ボートに乗り込んで、マングローブが茂る川をさかのぼっていきます。ここにはテングザルとかはいないようですが、川中に牡蠣の養殖場などがありました。そういやホテルの夕食で生牡蠣などもあったな。。
行く時に途中で罠のようなものを川に投げ込んでいました。(?)
マングローブマングローブ♪
こういうの見るとボルネオに来たなって気がしますね。船頭さんと係員の女性がかけあいでギャグを飛ばしながら川をさかのぼっていきます。
マングローブの実。魔法使いのつえのよーだ。へぇ。はじめて見た。
実際に触らせながら、マングローブについていろいろ説明してくれます。
片方がとがった杖状になっており、確かこれが落ちて土にささり先端の種を固定するというようなことを子供の頃に読んだな。
この茎をパキっと折ると、なんと断面はふさふさとこまかい毛が生えたブラシ状になっていて、とても気持ちがいい。現地ではこれを洗顔ブラシとしても使うらしい。
切っても切ってもふっさふさ〜〜♪
ここにも水上住宅ありました! 見た目はボロいけど決してスラムではありません。
ボルネオでは陸上に立つ家も伝統的に高床式。上空からみてもよくわかりますが、とにかく川や沼やみずたまりが多い土地です。
洪水の多い水害よけの意味からも、湿度の高い土地柄、風邪の通りをよくするためにも機能的な先人の智慧ではないでしょうか。
しかし、近年では先進国の仲間入りをすべく大規模な開発がすすめられており、街には近代的なマンションをどんどん建設して、水上ハウスをなくしていきたい考えのようです。
まぁ、土地柄住みやすいからこういう形式の家にしたわけで、どれだけ移り住もうと考える人がいるかは外部からは想像できないわけですが。。。
帰り道で行きにしかけた罠をひきあげると。。。
カニゲット!。おう、これはまさにサピ島でバーベキューにされてたやつですな。
つかまえたカニはこの後放流されました。
その後、川からそのままボートで海まで飛び出し海から岸をながめました。
残りの時間はバナナボート(これも初挑戦)と時間無制限カヤックで遊びました。
カヤックは敷地内好きなとこへ勝手に漕いで行っていいようで、二人乗りであっちこっちへ探検。
相方にこがせてのんびりなまけてたら、私を頭からマングローブに突っ込むし(ーー;)。
場所によっては水深が非常に浅いので座礁するし、途中めんどくさくなって水中におりてカヤックを引っ張ったり、きままでなかなか楽しいです。(ワニとかいないとこで良かったねと)
最後のランチはあの味が忘れられなかった「サティ」で(笑)
充分満喫してホテルに戻りHISの係員に送られて飛行場へ。何度も前を通ったブルーモスクもさようなら。
帰りはクアラルンプール経由でしたがそれほど乗り継ぎ待ち時間もなく、慌てておみやげを買って帰ってまいりました。
シンガポールと同じく、クアラルンプールも空港内全域禁煙のようで喫煙ルームもありませんでした。
いろいろあるけど海外はやはり新鮮でおもしろいね!
-完-