あのマトリックスの続編が4K ULTRA HDで見られるようになったということで見てみた。
監督・脚本は引き続きウォシャウスキー兄弟。
冒頭から激しいアクションシーンに引き込まれる。
黒のテッカテカなボディスーツに身を固めたクールビューティ:トリニティーだお。
縦に流れるカタカナの光のシャワーに、弾道の筋。
スピード感溢れる〔スローだが〕垂直下降に垂直上昇のストレートなラインが際立つ。
今度のネオは空を飛ぶ!!
出てくる風景、乗り物、機器類など以前にも増してSF感が強くなっている。
巨大ロボットまで登場。
また、司令部の方はミフネ船長はじめユニフォームも東洋の雰囲気を強く打ち出している。
アクションシーンもより華やかに派手になってるね。
前作で目覚めたネオは、ネブカドネザル号のモーフィアス船長たちと共にコンピュータとエージェントに立ち向かっていた。
現実世界を生きるザイオンでは、前作の後にかなりの人間たちを解放した模様で、地下に巨大な拠点を築いていた。
そこには各国各民族が何万と集うかなり大掛かりなものとなっていた。
評議会と司令部を頭に複数の宇宙船もあり、多くの人々が戦っていた。
コンピュータ軍はセンチネルと呼ばれるロボット25万体を投入してザイオンを殲滅する作戦の準備に入り、残された時間は72時間。
マトリックスの世界は、ただのプログラムの集合なのに、リアル世界と全く同じように世界があり、生活があり、アイデンティティがあり、哲学がある。
ありうべからざることもアリなのに、普通の日常もアリなのでそこになんとも奇妙な違和感が発生して面白い。
今度のスミスは増殖する?!
ワハハハハハハΨ(`∇´)Ψいっぱいいっぱい、オリジナルアリスを探せ!
もはやコントのようですな。
ヒューゴ・ウィーヴィングって、指輪物語系ではエルフ役であったがなんか濃すぎる顔とエルフというのに違和感はあった。やはりスミスの方が似合うwww
今回はそれぞれの男女の恋愛模様が各所で絡められており、派手で大掛かりなセットや、凝った服装、踊る群集、評議会との摩擦などちょっと、、、というかだいぶスターウォーズに寄ってきたような(^_^;)
無機質なクールさから人間的なパッションなどにフォーカスしたようだね。
原因と結果、目的と理由、物事には全ての因果関係がある、、、ことに対しての答えがあまりにも俗っぽくて苦笑
前回は東洋風と言ってもほぼ中華風であったが、今回は日本に寄せてきたねえ。
西洋風も取り入れているのだが、そんなとこに大帷子セットがおいてあったり。アメリカは日本刀も好きだよなあ(笑)斬鉄剣かよっ!!
殺陣というより力任せのぶんまわしな雑さはあるけど。
いかにも日本の町工場風のちょい情けないおやじを起用したり、、、
ドアを開けるたび通じる場所が違う世界になっているのも、どこでもドアみたいで面白い。
ここまで振り切った奇想天外さはむしろ清々しささえ感じられて、小気味よく、面白い。
宿命、存在理由、信念、希望など重いテーマを抱えた作品だが、やはり極上のエンターテインメントだね。