だいたい予告編でピンとくるものを次期見に行くのだが、3月はいまいち触手が伸びなかった。
そんななかで、「NINE」はなんとなくゴージャスそうだから、一応押さえておくか。と。
また予備知識がほとんどない状態で見に行ったのですが、ほぼミュージカルですな。
と、思ったら、もともとミュージカルを映画化したものであった(笑
と、いうか。。。。その元はフェデリコ・フェリーニというイタリアの映画監督が「8 1/2」という題名で自伝的な映画をとったものをミュージカル化したわけで。映画をミュージカルにしたものをまた映画にしたという、なんかややこしい(ーー;)
ちなみにこの人の作品を見たことはないなぁ。
映画監督の自伝的なものといえば「エド・ウッド」をすぐに思い出すのだが、あれがミュージカルになることは、、、ないだろうな。(好きなんですよ、すごくw)
ストーリー的には、かつて映画を極めた映画監督がスランプに陥り、その苦悩と私生活のと間の妄想がミュージカルで表現されているといった具合。
とにかく女にだらしがなく、嘘で人生をくぐりぬけてきたような男なのに、やたらとモテる。だめ男に尽くしてしまうのは女性の本能なのか?(^^;)
泣いたり笑ったり、感動に震えたりということはなかったけど、まあ、とにかくミュージカルシーンはゴージャスです。
大掛かりな撮影所の風景が出てくるんですが、いまは無き、松竹の大船撮影所を忍んでみたり。。。。川崎のチネチッタはこんなところから来てるのか。。と妙なマメ知識を得たりなんかもして。
トップシーンが、M.Jの追悼で作られたような映画「THIS IS IT」のある場面に雰囲気が似ていた。
舞台装置や衣装も豪華ですが、キャストもなかなか豪華。
ダニエル・デイ=ルイス、マリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ジュディ・デンチ、ケイト・ハドソン、ニコール・キッドマン、ソフィア・ローレン、ステイシー・ファーガソン など。
出て来た途端、「あ、最近みた顔が!」と思ったら、ペネロペ・クルス、こないだ見た「抱擁のかけら」のヒロインじゃないっすか。
ミュージカルでありがたいのは、歌詞がゆっくりはっきりしているせいで、比較的聞き取りやすい。字幕であわせて追って行くと「そんないいまわしなんだ」と勉強にもなったりして(すぐ忘れるわけだけどw)まあ、きっと歌だから意訳的なとこになるんだろうけど、そのフレーズから思い浮かぶ単語とはちょっと違ってたりなんかして。
スペイン語だのフランス語だのイタリア語だのになるとさぱーりだけど、英語のものはやはり吹き替えよりも字幕方式の方が好きだな。