ふぐよさらば

海水

まだそんなにたっていないと思っていたんだが、1年ちょいうちの子となっていたマップトードフィッシュ。来た時はこんなにかわいらしかったのですが。。。

少しずつ大きくなってきたかな?と思ったら

でーーーーーーーーーーーーーーん。
こんなんなりましたw(大きさも5倍くらいになって色も見かけも別物だろ)
その間もポンプが止まったり、溢水で極端に水質が変化したり、水温40度越えなど様々なトラブルを白点病一つ出さずに乗り越えてきたツワモノだったのだけど。

大きくなるにつれて、かなり水槽のバランスがおかしくなってきた。
まず、餌を食べる量が半端ないので(一回袋からひとつかみ)、しかもクリル以外は決して口にしようとはせず他の餌混ぜても吐き出す(--;)
スキマー以外にもバイオペレットリアクター、海藻リアクター、カルシウムリアクターなども導入し、頻繁にバクテリアを投入していても水質悪化が激しい。毎週TDS 0のRO水で水替えしてるのに数日でガラス面が見えなくなってくる。

数か月前にニューフェイスとして迎え入れたチャイロヤッコが、がっつり下半身を齧りとられた。
(泳ぐことができず同じ位置で縦に回転したまま餌を拾っていたが、衰弱死した模様。この状態で2か月近く生き延びた)

また、いったん砂にもぐって落ち着いていたはずのチンアナゴ系が、不在の間に激しく驚いたように飛び出して干からびてる事故が多発。
チンアナゴが潜っている方の蓋には飛び出せないよう網の上にさらにプラ板を置いていたのだが、水槽の真逆の端のコードの隙間というピンポイントからとんでもなく離れたところまで飛んでいたものも。。。

それ以外にも、何故か知らないうちに小型の魚たちが消える。
ライブロックの隙間や裏側を見ても死骸や骨すら残っておらず周囲に飛び出した様子もない。
店長とも相談して、もしかしたらフグに食われているかもしれないという結論に。。。
実はちょい前にイエローヘッドジョーも入れたのだが、3日で姿が消えた。

すばしっこいせいか、セイルフィンフェアリーラスなんぞは細くてもぴんぴんしてるし、クマノミたちも相変わらず長生き。

魚だけの疑いならまだしも、上に写ってる様なプラグ培養型のソフトサンゴ類をこれまでに何回か投入してたんですが、ことごとく叩き落とされひっくり返されてダメになった。
かなり珍しい種類もあったので、がっちりはまりそうなとこや浮かないライブロックの下の方などに差しなおしても1日ももたない。
最初は水流のせいとか、差す位置があまくて近くで巨体がバタついた時に浮き上がってしまうのかと思ったんだけど、先日ある程度の重さと大きさのあるサンゴを何度も確認して、水流もまったく当たらない位置で、手でかなりあおっても抜けない隙間と位置に差しておいたのにやはり叩き落されひっくり返っていた。

これはおかしいとよく見たら、奮発して買ったきれいなオオバナ系のサンゴの一角ががっつり齧られたように欠けていた。
。。。。これって、水流とかで煽られたんじゃあなくて、フグががっつりかみついて、わざわざ引っこ抜いて運んだ跡としか思えん(--;)
しかもよーく見ると、本来フグなら伸びて切らなきゃならなくなるはずの歯が全然短い。てか以前覗いた時よりもさらにすり減ってるじゃんかよ!

そういえば、今まで引っこ抜けて転がされたサンゴたちって、全部フグの隠れ家となっているライブロックのアーチ前に転がってるんだよね。
水流ポンプの流れかと思ってたが、ここしばらく片側のポンプは止めているので、本来流されるなら右端の方なんだが、左の方の水槽前面に並ぶのは不自然。
そこでこれ以上やられないように、砂地にサンゴが活着した大型プラグを差し込み、小魚隔離用の筒を上からかぶせて砂に深く差して防護壁としておいたのだが、帰ってきたら筒ごとなぎ倒されてサンゴだけ運ばれて、とうとう本体はだめになって完全に溶けてた(TдT)

もしかしてだけど、、、もしかしてだけど、、、、、これは巣作りの習性がでちゃってるんですかぁ~~~~~♬

このままではチンなどのお魚も、サンゴもまったく入れられないし、水槽の水質維持にも大問題。
と、いうことで、うだうだ数週間悩んだ挙句、里子にドナドナすることにいたしました。(その辺の海に投げ込んだりはしてないよ!。しかるべき人に引き取っていただいたのだ)

逃げまくったら捕まえるのがかなり厄介だと危惧していたものの、餌をもらえると思って浮かび上がったとこを体ギリの大きさの容器で下から掬い上げたらあっさり収まってしまったのが、逆に哀愁をそそった。つまり自分の身に何か起こるとはまったく思っていないキングオブキングだったから。

。。。つかまった後大暴れして、見事ドルフィンスプラッシュ状態の頭からずぶぬれ、部屋半分水浸しにはなりましたけどね (。-`ω´-)

急激に何かが変わるわけではないが、とりあえず残ったサンゴが以降叩き落されることもなくなり、水槽内がとても静かに落ち着きました。
ルビーレッドドラゴネットもちっちゃいながら元気に育っています。

悲劇の結末を迎えたチャイロヤッコも再び迎え入れました。

絶対王者のフグがいなくなった後、基本的には気の荒い魚はいないはずなので(うちのクマノミは水槽内で一番大人しい)平和になるなあと思っていたが、セイルフィンフェアリーラスが時々他の魚を追い回している図がみられるようになった。
ベラってそんな気性荒かったっけ?フグがいなくなって力の均衡が変わり始めているようなこの頃です。

ひとつ嬉しい誤算は全滅したものだとばかり思っていたチンアナゴが一匹生きていたこと。

おそらく2019.11頃投入した子だと思うが、半年以上顔出してるところ見たことなかったよ!
なので、砂地側にウミケムシ以外いなくなったと思って、掃除のときに底の方からザクザク掘り起こして嫌気状態になりがちな底砂を掘り起こしながら吸っていたら、突然チンアナゴの姿が現れたと思ったらホースにそのまま吸い込まれていった(笑)

びっくりして即水から引き上げ、ホースをひっくり返してちゅるる~~~と水槽まで戻した。
多分本人も相当びっくりしたのだろう。暴れるでもなくすぐ潜るでもなく、半端な状態でじっとしていた。
しばらくすると潜っていったようなので、翌週からはチンが潜った位置からかなり離れた方から掃除していくことにしたのだが、移動していたようで今度はまたすぐに掘りおこしたらでてきちゃった(笑)

毎回発掘された後は、この中途半端な状態のままほぼ動かず、周辺の掃除を続けても目の前のガラスを拭いても動じず、餌を食べる様子もなく気づくとゆっくり消えている。少々にぶいようだがどうやって今まで生き延びてきたか謎。
その後もちょいちょい確認してみているが、掘り返したとき以外、頭の端さえのぞかせることはないんだよなあ。でも生きててくれてありがとう!

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