仙台の春を探して(震災後1ヶ月過ぎ)

東日本大震災

ここのところ、どうも気力も食欲も激減して、寝てもどんよりとしたけだるさが残ったままの状態だった。

しかし、いよいよ新幹線が走り、空港も復活した。もう孤島じゃないぞっと! 各地を結ぶ在来線も今月中にはほぼつながるようだ。
八木山動物園や松島マリンパークも月末にはオープンするようだし、もうちょっとだ。

今はどこへ行くあてもないけれど、家に閉じ篭っていてもストレスは増大する一方。ようやく暖かくなって来て、とうとう仙台でも桜が咲き始めたということで、久しぶりに愛車(自転車)に乗って、散歩に出かけてみた。

まずは政宗公とその一族が眠りにつく瑞鳳殿へ。

まだ修復中で公開はされていないのだけれど、通り抜けはできるようなので歩けるとこだけ散策を。深い緑に囲まれた山なので気分はリフレッシュできるだろう。
急な坂道を上り始めたところで鮮やかなピンクが目に飛び込んで来た。

おお、すごい!しだれ桜がほぼ満開になってるではないですかっ!

実はここ、墓場のど真ん中なんですけどね。。。あまりにも美しいので吸い寄せられてしまいました。
鎮魂と桜って、やはり合うんでしょうかね。他にもお墓参りに来ているご家族の方々もいらっしゃいました。

手を合わせて再び坂を上る。沿道には椿の花たちも鮮やかに咲いていました。

このお墓のすぐ上が瑞鳳寺。瑞鳳殿とともに菩提寺として建てられたお寺です。
とても静かな境内でお参りして、ふと目に留まったのが梅の一種? 花びらがすごい華やかで、ぽんぽんのようにまとまって咲いてるのが非常に愛らしかった。

階段を上って、左手瑞鳳殿への入り口は閉鎖されてました。まっすぐ進んで感仙殿、善応殿の前に出る。
もちろんここも現在参拝することはできません。山道脇には無惨に倒れてバラバラになった石灯籠たちがまだそのままでした。