ここのところなんだか中之条町に訪れることが多くなりましたが、相方が以前何かで見て気になっていたというチャツボミゴケ公園。
いくつかの小さな池もめぐりながら大平湿原-芳ヶ平湿原までつながって行かれるということで、体力と相談しながら初秋の自然散策にちょうどよいなと。
駐車場から登山道でも行かれるが、巡回バスに乗ると登りを1kmショートカットできて便利。終点からもチャツボミゴケ公園の遊歩道まで300mほど登らなくてはなりませんので。
停車場から登っていくと滝がまず目につく。この周辺の岩に生えてるのもチャツボミゴケなのでしょう。
穴地獄の周りは木道が整備されていて、一周回れるようになっています。
時期が悪いのか、イメージしていたほどの苔のもふもふ感はなく、ちょっとスカスカで寂しかった。
うーん何月くらいが一番もふもふで埋め尽くされるんでしょう?
ガイドブックやHPなど一番きれいな時を載せますからね(笑)
近年は気候がかなり不安定なので苔の生育にも影響を与えてるのかもしれませぬな。
写し方によってはそこそこきれいに見えるかな?
来るまでが辺鄙だけど、チャツボミゴケ周辺だけなら20分ぐらいでゆっくり歩けるので移動と合わせても1時間あれば余裕かな?
滝の裏に滲む緑も何気にきれいだね。
この遊歩道の途中に登山道へつながる小道があります。
ここからはまっとうな山道になるのでトレッキング装備はしていったほうが良いでしょう。
うっかり車に杖を忘れてきてしまったので、ひたすら登りが辛い。
手ごろな太さと長さの枝が落ちてないかきょろきょろしながら行ったがそういう時に限ってみつからない。
最初の水池はこじんまりとして鬱蒼とした樹々に囲まれた池。
水池、大池ぐらいまでがひたすら上りが続くので辛かった。
大池はその名の通り大き目の池でした。もっと紅葉すると多分湖面に映えてきれいでしょうな。
こんな感じで危険というほどではないが足場の良くないところもあります。
堂々とした2本の樹木が聳え立つところまで来たら、大平湿原と平兵衛池方面の分岐。
まずは大平湿原に向かいます。
途中白樺の木が半ばで折れてるところへ樹木の切れ間から日が差し込んで浮かび上がらせているところがあり、その退廃的な美しさに思わず足を止める。
この時期大平湿原へ向かう人って少ないんですかねえ?
クマザサがぼうぼうに伸びていく手を遮り、蜘蛛の巣がからみつく。
落葉松と熊笹の森を抜けると突然ぽっかり開いた大地が。
ここが大平湿原かあ。。。。。。。。。。
木道もなく、一見草ぼうぼうの原っぱといった感じ。
所々小さな水溜まりはあるものの、乾燥した草に覆われて澱んだ感じになっており、水自体は綺麗なはずなのにあまり綺麗にみえなかった。
芳ヶ平湿原やチャツボミゴケ公園みたく整備された湿原散歩を夢見ていたので拍子抜けしてテンション下がった。まぁなだらかな山並みはきれいなんですが。
ここで折り返して(ここから芳ヶ平湿原までは結構遠いのであきらめ)最後の平蔵池に立ち寄って帰ることに。
同じ熊笹道を戻るのもしゃくなので、途中から登って八石山頂上で一休み。
うむ、こちらは思いがけず良い見晴らし。
こっちから行っても結局は同じ分岐に戻ったので、平兵衛池方面へ向かう。
ここからは一気にくだりになるので楽だ。
平兵衛池は静かで水辺まで下りられるのでなんか独り占め気分満点でよいね。
そこから回り込んでそのままチャツボミゴケ方面へ戻れるのかと思ってたら、結局大平湿原との分岐点まで戻ってこなくてはならない行き止まりだった。
ようやく下りだけだと思ったら、さっき下った長い登りを戻らなくてはならないじゃないか(--;)
山中はとにかくキノコの種類が豊富で様々な形、さまざまな色のキノコがあちこち顔をのぞかせています。
行きとは違うところからチャツボミゴケ公園に戻ってきたので、また一周してみた。
やはり今回の一番の見どころはチャツボミゴケ公園かな。
巡回バスは行きも帰りも中之条町公式イメージソング「なかのじょうのうた」が映像と共に延々と繰り返されるので、耳について仕舞いには口ずさんでしまいます。
注意しなければならないのが、チャツボミゴケ公園周辺は尻焼温泉方面、草津温泉方面ともに細いつづらおりの見通しの悪い山道です。
当然コンビニも商店も多分10km圏内にはない。
自販機とトイレだけは公園駐車場付近にありますが、おにぎりや弁当類はないので中之条や草津など街があるうちに入手しておく必要があります。道の駅も六合が最後かな。
この日歩いた距離。距離だけ見るとたいしたことなさそうですが、普段数百~1000前後ですからw