道中見聞録:旅の記録や美術館、博物館、地域のイベント

那覇:首里城公園

11 沖縄本島

最終日。飛行機搭乗までに少し時間があったので、初めて沖縄本島上陸したのだから首里城は見ておこう!と。
そう、沖縄は今でこそ日本国内というイメージが定着してるけど、かつては琉球王国という王族が統治していたひとつの国。

北から南まで、周辺諸島を含めいくつかの勢力が派遣を争っていたところ、1429年に尚巴志が沖縄本島を統一。
1609年に薩摩藩が侵攻し、それ以前からの清国と日本政府との従属関係の板挟みでもっちゃもちゃして、1879年(明治12)に日本政府が結局攻め込んで国王を追放して沖縄県日本だよ宣言した。。と。一歩違えば中国になってたかもしれない(ーー;)チトモヤモヤ
ペリー来航時も武力抵抗されたら占領するつもりだったとか、その後の第二次世界大戦の沖縄戦で甚大な被害を受けたりと、なかなか悲壮な歴史に彩られている地であったりする。

”礼節を重んずる国”の意味の扁額を掲げた守礼門。
国宝に指定されたが沖縄戦で破壊され、1958年に復元。門なんだけど数ある中でも美麗で有名。

園比屋武御嶽石門
門といってもここを通ってどこかに行くというものではなく、「御嶽」が示す通り礼拝所であったらしい。
ここも国宝だったのが戦争で一部破壊されて復元、現在は国指定重要文化財となっている。世界遺産にも認定。

歓会門
外郭第一の門である。こちらも修復工事中らしく、イメージ図の描かれた覆いがされていた。
正殿が工事中の現在、見るところはほぼ城壁と門のみとなってます。

龍樋
大事なきれいな湧き水が、竜の口から吐き出される水場。この龍は中国伝来で500年ぐらい前のものらしい。

瑞泉門
外郭第二の門である。写真の階段途中右手の緑のネットがかかってるとこが龍樋。
こちらの門も戦時に焼失、1992年に復元。

門手前の石獅子
いわゆる狛犬のシーサー版みたいな感じでちゃんと阿吽の対になっている。ややおっさんぽさが漂う顔立ち。

漏刻門
つまり時を司る場所への入り口ということなのでしょう。
昔は門の上の櫓に水時計が設置されていて、それで時を測って知らせていたようです。

日影台
とは見ての通り日時計。漏刻の補助として使われていたらしい。(曇りや雨だと影わからなくなるからね。。)

万国津梁の鐘
ここに下げられているのはレプリカで、本体は沖縄県立博物館に収蔵。時間を測った後に鐘をついて周囲に時を報せたのでしょう。

広福門
ただの出入口じゃなくてこれ自体が建物ですね。一部の役所仕事をしていたようです。

下之御庭にある首里森御嶽
正殿前の広い庭内にも御嶽がありました。数ある中でもかなり重要な御嶽であったようです。
こうした聖地がほんと随所にあって、信仰の深さがうかがえる。

正殿はまだ修復工事中。2019年10月31日に発生した火災後、修復には時間がかかってる模様。
当時「世界遺産、国宝が燃えちゃったよ!」と衝撃を受けたのですが、もう5回ほど焼失復元を繰り返してたんですね(ーー;)ヨクモエル

近くには寄れませんが、周囲をぐるりと取り囲むように遊歩道と展望デッキが設置されていました。いたるところに鯱ではなくドラゴン。

愛嬌のある対の獅子

沖縄伝統的な古い団地みたいな建物がすごく気になったのだけれど。。。なんなんだろう。
正殿の裏手には、世誇殿と復興展示室、自販機があり、座って涼みながらVTR鑑賞ができます。トイレもあるので、たまらん暑さから逃れるためにやってくる人がひっきりなしw
また、女官居室であったところが、多分首里城内で一番大きなおみやげものやさんになってました。

白銀門
正殿から東のアザナをつなぐ道にある、城壁とつながった石の門。
間には段になった空間があり、国王の霊柩を安置する「寝廟殿」があったとされる。

昔の風呂跡とか説明には書いてあったけど、、、?

東のアザナ
城壁を兼ねた物見台ですね。ここにも時を告げる鐘が設置されていたようです。

眺望良し。風つよし。日射厳し。

久慶門
歓会門に付随する通用門であったようだ。

淑順門
いわゆる「大奥」への入り口だったらしい。

とにかく沖縄はι(´Д`υ)アツィー
首掛け扇風機なども持って行ったんだけど、風自体はどこも強くてあまり意味がなかった。
気化熱を利用したwafuの『冷首~ひやしゅ~』の方が大活躍しました。


でも気温と湿度は高いから、どこ行っても滝汗だーだーで、毎日Tシャツはびっちょり。着替えは余裕をもって。
潮風なので髪もパッサパサになります。帽子あったほうが良いかもだけど風強いから飛ばされやすいかも。。

様式的には中華の影響が色濃く残されていますね。しかしアニミズムと祖霊崇拝が色濃く出た琉球神道は独自のもの。
「ノロ」と「ユタ」というシャーマンの存在もあります。
青森のイタコと似ているようにも思えるけど、神霊と死霊、霊感による啓示と修行による技術の習得などの違いがあるようです。

帰りの飛行機では、竜が向かい合ってるかのような大きな雲がみえました♪

いやあ、とにかく暑かった!飲み物と冷たいものを摂り続けてたらちょいと腹下しましたw
やはり短い時間だと本島だけでも一部しか見られないね。またゆっくり来ましょう。

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