五色沼や桧原湖からもほど近い中ノ沢温泉のなかにあり、川べりの静かな場所にある、ちょっと高級感のある御宿。
16才未満は泊れないということで、静かに大人の時間を過ごせる人向きのお宿。「日本秘湯を守る会」の会員です。
お部屋は純和風。
一般的な窓辺に籐椅子くつろぎスペースがある形態ですが、ここの窓がかなり大きくて緑の森を描いた額縁のような感じになる。
ちょい奥に小さめの川も流れてるんですが、実は夕方にこの窓の下すぐの森の縁を熊の親子らしいのが歩いてるのが見えました。
犬にしては大きいし、むくむくしてるので最初は巨大なたぬきかとも思いましたが、尻尾が見当たらない。そもそも犬よりでかいしw
先を行くのが真っ黒で後ろからついてじゃれてるのは茶色。小柄なツキノワグマっぽい!と気づいて慌ててカメラをバッグから取り出そうともがいてる間に行っちゃった。。。
ほんとすぐ眼下だったんですよ!
さすがに親子で歩いてる前に、玄関から走り出して確かめるようなアホなことはしません。一番神経質な時期だから森で見かけても逆に避けないとあぶあぶ。。。
部屋には浴衣、バスタオル、タオル、歯ブラシ、湯上り度、髭剃り、ヘアブラシなどが備え付け。
お風呂の脱衣所に行けば、クレンジングや化粧水、ドライヤー、ヘアキャップなどがあります。
お湯はキュキュッとややシャープな感じで、風呂上がりはするりとした酸性の湯。pH2.1というかなりの酸性なので、私には強いかもしれないので一応上がる時に軽く洗い流した。
内湯入った時は白濁なのかと思ったが、露天の方は青味ががった透明で、五色沼の水に近い感じ。
加水、加温、循環、塩素一切無しの生粋の掛け流し。そのためやや熱めなので長湯は出来ない。
その代わりなかなか湯冷めもしませぬ。
全14室のこじんまりした宿なので貸切状態の時も多かったが、撮影禁止と強く書いてあったのでお風呂の雰囲気は公式HPにて確認してくださいね。
宿前の駐車場脇に足湯があるんだけど、これがまたクソ熱い(笑)
源泉が80度くらいで宿の湯口で50度くらいらしいが、内湯よりはるかに熱かったです。
最初はなかなか足をつけられません。
そして、なんとか慣れてきた頃にそっと足を出してみたら見事に真っ赤になってました。
夕飯はこんな感じの地元素材を生かした和食。
お品書きを見たら品数が多いので、これはまた後半全然食べ切れなくなるパターンだな。
と思ったら、一品ずつが控えめだったので、かなり久々にご飯も含めて(量をおさえてくれるようお願いしたが)全部を食べきることができた。
食べ盛りには物足りなさもあるかもしれないが、年配の人に優しいありがたい量でおいしかったです。
ただ、漬物は完全東北仕様でものすごくしょっぱかった(ーー;)青森とか味噌汁も飲めなかったこともあるが。。
相方が頼んだ飲み比べセット。もっきりスタイル。
朝ごはん。
綺麗に手入れされた自然の中で、ゆったりと静かに過ごすには良い宿だと思います。
ところで、行き帰りとも立ち寄ったんですが、磐越自動車道の猪苗代磐梯高原インター降りてすぐ近くにある「道の駅猪苗代」なかなか良いです。
レストランや軽食などもあるんですが、お土産品もなんというか並べ方やアイテムのセンスが良い。
民芸品、お菓子、生鮮品、野菜など結構見分けやすく種類ごとに陳列されており、あれこれ買いたくなるものがたくさん。特に饅頭の種類が充実していて好きな人はかなり悩むかもw