会社のイベントで蔵王の日帰りスキーに参加しました。
山形側の蔵王に初めていったのですが、いやぁ広いですね。リフトも多いし拠点もいくつもある。
私はスノボーOnlyなんですが、当日は以前から荒れるという天気予報でちょっと心配だったのですが、ついた時には滑ったら暑いぐらいの青空が広がってました。
んが
お昼から雲がわいてきたかと思うとみるみる雪が降り始め、ちらついたと見えたらほんとあっというまに数メートル先もみえない大吹雪に。ホワイトアウトとはまさにああいう状態のことを言うのでしょう。山の天気をなめたらいかん。
てなわけで、さっくりあきらめて近くの観光協会に突撃〜〜〜!
相変わらず計画性がなく、予約もしてないが温泉宿泊は即できる準備だけはしてあったりするw。
生憎の天気のためか週末のスキーシーズンというのになかなかいいお宿が当日空いてましたよお。
「深山荘高見屋」さん。
ここは近辺にいろんなタイプの宿を持つ大きなグループらしいのですが、見比べてもここが一番しっとりと純和風の落ち着いた温泉でいい感じ。
玄関を入って左手奥にお風呂への入り口がありました。
こちらは1Fに2カ所のお風呂があって、ひとつは内風呂に露天つき。2Fにも2カ所お風呂があって、こちらは両方内風呂に露天付きとあって、すべて時間で男女いれかわります。つまり4カ所のお風呂を楽しめるということ。
私が行ったときには夕方6:00〜6:30ぐらいに男女入れ替わって翌日朝までは一緒でした。
お邪魔したお部屋は和洋混合型。
こんな感じでしっとりとした和風で、ベッド。壁際のへこみにはリクライニングの椅子が2つ設置されており、窓際には別にくつろげる空間が用意されてます。
で、気になるのがお風呂!正直わたしゃ食の方にはあまり興味がない。例え宿がぼろかろうが妖しかろうがお風呂が良ければすべて良し!
天候悪化の飛び入りで、実際のチェックイン時間より早めにいれてもらえたので貸し切り状態のうちに一通りまわるのだぁぁぁぁあ。
この時間は1Fのお風呂は女性の方が露天つきでした。内風呂はまぁ広めの普通のお風呂で結構熱め。
脱衣所から露天と内風呂と別れるのですが、普通の家のドアみたいなとこ開けてはいりました。
まだ新しいようで床の板目もまだ明るく、周囲にめぐらしたすだれみたいのもきれいな大きな桶の風呂。湯量はそれほどすごいというわけではないけれど薄い乳白色でさらりとしたお湯。
ひとりじめするとなんとなく殿様のようなリッチな気分になれます。表面積が広い為かこちらは温度も低めでいつまでもつかっていられる感じ。ただし四人ぐらい揃うと無性に気まずくも感じます(ーー;)
次に2Fの奥にあるお風呂。
昼間は女性が「石風呂」の方でした。地元の石材を切り出しているとかでごつごつした自然な岩の風合いでした。大きな窓からは開放的な雪景色が。温度は結構熱め。
で、この石風呂の方は内部が3段になっていて、最初が広めの内風呂、中間に小さな足湯がついています。階段を登りきったところにドアがあり、露天へ。
んで、びっくりしたのが、1Fで入ったお風呂とお湯がまったく違う!
たまたま時間の関係なのか濾過装置かなにかが壊れていたのかよくわからないけれど、濃縮10倍といった様子でお湯のでてくるそばから白濁というか甘酒みたいにどろどろしたようなお湯がじゃんじゃん流れ込んでくる。
底にも砂の用にこの白い結晶が積もっている感じだった。この時間のこの風呂でしか見られなかった現象なので激しく謎ではありますが。
夜男女入れ替え後、また双方に入りにいってきました。
1Fはその前にはいった女性の内湯と同じ感じだった。やはりどろどろしてないな。。しかもやはり熱め。お部屋が最上階(階段でいうと五階ぐらいに感じた)だったため、行くのもちょいとめんどうなので以降は2Fのお風呂の方へ通うことにした。
入れ替わったところはひのき風呂で、内湯は1Fと似た雰囲気。うーむ、やはりどろどろしてないな。内湯は基本的に熱いようだ。
こちらの露天は1Fにあったのと同じような大きな桶でできた露天風呂。
ただし、内湯とつながってはいるんですが、いったん外にでて飛び石の上をちょこっと歩いて移動しなければならない。
吹雪いていたため、なかなかこの「ちょっと」の間が手強い。素っ裸で吹雪の中に放り出された状態で、足元もずぶっと雪に埋まってます!
すべりそうだし走れないし、へっぴり腰でひょこひょこ。。。寒くてまぬけだ。
雰囲気はとっても良く、一応屋根もついてはいるのですが何しろ悪天候。雪見風呂というよりまともに頭に雪がふきつけてきます。温度はぬるめで頭は雪風になぶられて、なんかの修行のようになってしまった。
しかし、朝と夜とでまた雰囲気が変わるのも露天の醍醐味ですな。
飛び入りの割にはなかなか良いお宿に泊まれたのではないでしょうか。
ただし、蔵王はかなり強い酸性のため、お肌が弱い人は要注意かもしれません!
はいった時も体中がぴりぴりと感じるほどだったので最初は洗い流していたのですが、回数入るうち慣れてきたようなので、そのまま洗い流さずにいました。これが悲劇を生むことになろうとは。。。
帰ってきた日の夜、なんと、顔がぱんぱんに腫れ上がったようにむくんでしまい、目もぼぼんと他人のような顔に(;;)。一応スキンミルクなどもつけたのですが、肌もかさかさになってしまいました。
元の顔に戻るのに3日ほどかかってしまいました。ああ恐ろしや。
基本的に温泉は洗い流さない方が効能が残って良いと言われますが自分の肌質ともよく相談しましょう。
あとちょっと悲しかったのが、どうやら夜お布団を敷きにきてくれた時に暖房を消していってしまったようで、夜ものすごく寒かった。
朝までどこにスイッチがあるのかわからず、せっかくお風呂であたたまってもくつろいでる間にみるみる冷えてまたお風呂にあたたまりに行って、、、とやってました。冬の東北暖房なしでは厳しすぎだって。